ゴールデンウィークを利用して、夫と2人で5泊6日のフィリピン・セブ島(マクタン島)旅行へ行ってきました。
リゾート地に来たら、現地のスパで1〜2回くらいはマッサージを受けるのが私たちの定番です。
今回はそのうちのひとつ、「Noah Stone and Spa Resort(ノアストーン アンド スパリゾート)」での体験をご紹介します。
マクタン島の街スパを調べると、ほぼ必ず名前が出てくるお店ですが……率直に言うと、私たちはリピートしないかな(笑)。
とはいえ、選ぶプランや部屋次第では十分楽しめるお店だと思います。そこで今回は、私たちが体験した内容や「ここは注意した方がいい」というポイントを、日本人目線でシェアします。
これから訪れる方の参考になれば嬉しいです。
なお、もう1軒「Prana Arnika Spa」というスパにも足を運んでいるので、そちらについては下記の記事でご紹介をしています。
南国らしさを感じるエントランス
訪れた日はあいにくの曇天でしたが、竹や木材、茅葺きの屋根を有するエントランスは南国らしい雰囲気。
右手には受付カウンター、左手にはソファとテーブルのある待合スペースがあり、ウェルカムドリンクも出てきました。

ただ、老舗と言えば聞こえは良いのですが、年数が経っているため、事前に写真で見たほどの清潔感は感じられず…。天気のせいもあったのかもしれませんが、少し古さが目立ちました。
私たちはVELTRA経由で「極上のストーンマッサージとプルメリア咲く庭を楽しむ至福の時間(送迎付き・90分)」というプランを予約。
時間の余裕があれば、2時間半のプランを予約したかったのですが、ここで明暗が分かれたのかもしれません。
ちなみに、90分のプラン料金は2人で17,932円(1人あたり8,966円)で、ホテル送迎付きだったのは便利でした。
と言うか、マクタン島は全体的に歩いて移動は治安的に難しいように思いましたので、送迎付きプランがオススメです。
韓国人の方に全振りな表記
セブは韓国人観光客や留学生が多いのは知っていましたが、ここは本当に韓国人ゲストがメインという印象でした。館内の案内も、ほぼ全部が韓国語。
日本語がないのは当たり前としても、英語表記すらほとんどないので、初めて来る方は翻訳アプリ必須です。

これまで訪れた国はどこも英語が基本だったので、ここまで韓国語が前面に出ているスパは新鮮でした。

しかも、同じ東アジア人だからかスタッフにも韓国語で話しかけられる場面がちらほら。アニョハセヨやニーハオは、もう慣れっこなので気になりませんが(笑)。
期待外れの施術ルーム
正直ここが一番がっかりポイントでした。
案内された部屋はかなりコンパクトで、天井の一部が剥がれていて古さが目立ちます。VELTRAの写真で見ていたのは、広くて豪華な部屋ばかりだったので、ちょっと拍子抜け。

広さや豪華さは、プランによって仕方ないとは思いますが、せめて天井の剥がれくらいは直しておいて欲しかったです(笑)

ホットストーン込みのマッサージでしたが、割と力強いゴリゴリ系。
私は少し痛かったのですが、夫は逆に気に入ったようで、人によって好みが分かれる施術だと思います。
痛みが強すぎると感じたら、遠慮せず伝えるのが大事です。英語が苦手でも、「Soft please(ソフトにお願いします)」や「Too strong(強すぎます)」など、単語だけで十分伝わります。
私も英語はほとんど話せませんが、こうした簡単な言葉だけで何とかコミュニケーションしています。
可愛い猫と…大きな声のオウム
敷地内には、愛想がないのに妙に可愛い猫が1匹いました。

ツレない感じがまた癒やされるポイントでした(笑)。

草を食べる顔も可愛い。

ただ、問題はエントランス付近の大きな鳥かごで飼われているオウム。信じられないくらい大きな声で、2時間近く鳴きっぱなし。
大げさでは?って思われるかもしれませんが、体の大きなオオムの声って物凄いんですよ。
初めは「子どもが泣いているのかな?」と可哀想に思い、気分が沈んでしまいました。ただ、あまりにも長く続いているので得体のしれない怖さがだんだん募って行きました。
むしろ、正体がオウムだと分かってホッとしたくらいです(笑)
エントランスから離れた高ランクの部屋なら声も届かなかったのかもしれませんが、私たちが利用した環境では、癒しよりもストレスが勝ってしまいました。
移動方法について
マクタン島は、リゾートホテルの敷地を出ると一気にローカルな雰囲気のエリアになります。観光客とひと目で分かるような服装で細い路地を歩くのは、あまりおすすめできません。
Noah Stone and Spa Resortは、私たちが宿泊していたマリバゴ地区のホテルからは、とても歩いて行ける距離ではなかったのですが、皆さんもできれば徒歩移動は避けて、送迎付きプランを利用するか、配車アプリでの移動をおすすめします。
セブでは「Grab(グラブ)」という配車アプリが使えるので、日本を出発する前にダウンロードしておくと便利です。
今回は、VELTRAで送迎付きプランを選択していたので、スムーズにホテルとの行き来ができました。
まとめ:利用するなら高めのメニュー推奨
これまで海外の街スパ(1人あたり7千円〜1.5万円程度を目安に)には何度か行っていますが、その中でもここは「最低ランクではないけど、積極的にはオススメしない」というのが正直な感想です。
施術者の方も淡々としていると言うか、ホスピタリティに欠けていて、VELTRAのレビューで見た「記念撮影」もありませんでした。
とはいえ、1時間以上の施術をしてくれたので、最後にはチップをお渡ししました。
おそらく、今回の微妙とも言える体験は、プラン選びが失敗だったんだと思います。
海外はどうしても「値段とサービスが比例する」ことが多いので、もし行くなら最初からちょっと贅沢めなメニューを選んだ方が満足度は高いかもしれません。
ただ、私個人としては、他にも良いスパがあるので、総合的に判断して、あえてここにこだわる必要はないかなという印象を持ちました。
これから利用を検討している方の参考になれば幸いです。
「Noah Stone and Spa Resort」基本情報
所在地
Pajac-Maribago Road, Lapu?Lapu City, Cebu, Philippines
営業時間
10:00~22:30(最終受付21:00頃)
※VELTRAでは、10:30からの選択肢でした。
送迎サービス
施術90分以上の予約でマクタン島内の送迎(往復)無料。
注意点
日本語表記はほぼなし。
韓国語中心の案内なので、英語が苦手な方は翻訳アプリを用意すると安心。