ふと思い立ち、癒しを求めて箱根へ1泊2日の女ひとり旅。訪れたのは10月上旬、平日ど真ん中です。
箱根湯本あたりで「ひとりでも入りやすくて、落ち着いて過ごせるカフェはないかな」とカフェを探している方も多いのではないでしょうか。
周辺散策のなかで出会ったのが古民家カフェ「RoheN Hakone Yumoto（ロヘン ハコネユモト）」でした。
築100年以上の古民家に、コンクリートやガラスを合わせたモダンなデザインが加わり、箱根らしい情緒と現代的な心地よさを同時に味わえる空間です。
ひとりでも過ごしやすい席もきちんと用意されていて、「女ひとりでも大丈夫かな」という不安をやわらげてくれました。
この記事では、実際にカフェラテをいただきながら過ごした体験をもとに、RoheN Hakone Yumotoの外観や店内の雰囲気、席の配置などを詳しくご紹介します。
箱根湯本で、自分のペースで静かに休憩できる古民家カフェを探している方の参考になればうれしいです。
また、古民家カフェが好きな方には、東京エリアの名店を集めた『今日も、東京 古民家カフェ日和 新たな時間の旅42軒
』もおすすめです。次の休日に行きたいカフェの候補探しにぴったりの1冊でした。
RoheN Hakone Yumoto外観｜箱根湯本の古民家カフェで癒される
外から見ると2階は昔ながらの雰囲気も残しつつ、1階の外壁とのコントラストがはっきりしていて、かっこよく仕上がっています。
ちなみに、2階では宿泊施設も運営しているようです。カフェ利用ができるのは1階だけとのこと。
別の角度から見ていると、写真の左手側はガラス張りになっていて店内の様子が透けて見えます。この場所は、後ほど店内から撮った写真も載せますね。
店舗の入口はコンクリート打ちっぱなし風に仕上げられていて、シンプルでシックな雰囲気です。
木枠とガラスで仕上げた扉も美しく、RoheN HAKONEYUMOTOらしい世界観を感じました。
朝ごはんの時間は7:30〜10:00（ラストオーダー9:30）、カフェ利用は11:00〜15:00、ブランチは12:00〜14:00、ダイニングバーは18:00〜22:00（ラストオーダー21:00）とのことです。
テイクアウトは行っていません、という但し書きもありました。
また、朝ごはんは「Half buffet ¥2,000」と記載がありました。いつか、朝ごはんを食べに再訪したいと思います。
RoheN古民家カフェの注文カウンターとメニューの楽しみ方
店内の中央に、注文カウンターがあります。ここで注文してから席につくスタイルなので、心配な方は先に席を確保してから注文しても良さそうです。
ちなみに店舗の手前にもカウンターがありますが、そちらは2階の宿泊施設の受付のようです。
注文後、商品の受け取りもセルフサービス。注文カウンターから左手奥に、2段ほど上がったところに受け取りカウンターがあります。
カフェタイムのメニューは至ってシンプル。
ブランチメニューにも心惹かれましたが、あまりお腹が空いていなかったので、この日はカフェラテを注文しました。
レジ横には、チョコレートチップクッキー（¥300）やガトーショコラ（¥700）も販売されています。
また、「ひな珈琲」と書かれたコーヒー豆も売っていました。よく見ると「RoheN blend」とあったので、RoheN Hakone Yumotoオリジナルでブレンドしてもらっているのかもしれませんね。
RoheN Hakone Yumotoのソファ席・カウンター席でゆっくり過ごす
店内に入って左手側には、吹き抜けと大きな窓が印象的な空間が広がっています。外観の紹介でガラス張りになっているとお伝えした場所です。
大きな石のテーブルをぐるっと囲むように、ソファや縁側のような椅子が配置されています。
椅子とテーブルの距離が少し離れているせいか、普通の丸テーブルやサイドテーブルなどを組み合わせて使っている席もありました。
上を見上げると、100年以上この家を支えてきたであろう古民家らしい立派な梁を見ることができます。
ソファ席を見渡すように、カウンター席も設けられています。おしゃれな空間を眺めながら、心地よい時間が過ごせそうです。
ガイドブックを持ってきて、次の行き先を当日決めるのも良さそうですよね。
旅先のカフェだけでなく、温泉や美術館もまとめてチェックしたい方には、『KAZIムック おとなの箱根旅2025: KAZIムック (KAZI MOOK)』のような大人向け箱根ガイドブックも便利です。
定番から落ち着いた大人向けスポットまで載っていて、ひとり旅の計画にも使いやすいと感じました。
箱根湯本RoheNの中央テーブル席で会話を楽しむひととき
注文・受け取りカウンターの向かい側には、丸テーブルの席が配置されています。下の写真の左手側に写っているエリアです。
小さめのテーブルながら、同行者との会話に花が咲きそうな距離感です。
他の席は、どうしても「相席感」が強いので、それが気になるようであれば、こちらのテーブル席が落ち着くかもしれません。
店内の入口からフロアが段々になっていて、うまく空間が仕切られている雰囲気になっています。
高低差があることで、奥行きも自然に生まれている印象でした。
RoheN Hakone Yumoto奥のバーカウンターで味わう大人時間
一番奥に進むと、バーカウンターがあります。夜の時間帯以外は、通常の席として利用できました。
足元を照らすように照明が配置され、木の温もりをより感じられる落ち着いた席です。
私が座った時は、ここで食事をしている方もいましたが、カウンターの奥行きもしっかりあるので、食事をしていても狭いということはなさそうでした。
一番奥ということもあり、あえて照明の光量をあげず、少し暗めの演出になっているので、日中でもキャンドルライトが柔らかい光を放っています。
折り紙を模した陶器のオブジェも可愛くて、つい目で追ってしまいました。
窓際には美しいフォルムの花瓶に、ダイナミックな枝ものが活けられていました。
私も大きな家に住んでいたら、こんなディスプレイを真似してみたいな、と密かに憧れています。
トイレと宿泊施設について
トイレは2階にあるので階段を上がっていくのですが、その先にも、とても素敵な空間が広がっていました。
古民家らしい梁や柱をいかしつつ、照明やインテリアはすっきりと整えられていて、「あ、ここに泊まる人たちのための場所なんだな」と伝わってくる落ち着いた雰囲気です。
スタッフの方いわく、2階は宿泊者専用エリアとのことで、少しだけ特別な世界をのぞかせてもらったような気持ちになりました。
箱根湯本駅からのアクセスも良いので、「次はここに泊まって、1階のカフェで朝ごはんを食べてみたいな」と、ひとり旅の妄想がふくらむ場所でした。
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まとめ：箱根湯本ひとり旅で立ち寄りたいRoheN古民家カフェ
ニコライ・バーグマン箱根ガーデンズからバスで箱根湯本まで戻ってきて、「もう少しだけどこかで余韻を味わいたいな」と思ったタイミングで出会ったのが、RoheN Hakone Yumotoでした。
築100年以上の古民家に、コンクリートやガラスを取り入れたモダンなデザインが合わさっていて、観光地の賑わいから少し離れて、静かに呼吸を整えたくなるような空間です。
もちろん、タイミングによっては賑やかな日もあると思いますが、私が木曜日の15時以降に訪れたときは、とても穏やかな雰囲気でした。
大きなソファ席で景色を眺めるのもいいですし、1人でも過ごしやすいカウンター席でカフェラテ片手にぼんやりするのも、心地よい時間でした。
ひとり旅だと「長居しても大丈夫かな」「浮かないかな」と少し不安になることもありますが、ここはそれぞれが好きなように時間を過ごしていて、良い意味で干渉されない雰囲気があります。
箱根湯本駅周辺で、ただの“待ち時間つぶし”ではなく、自分のペースで落ち着いて過ごせるカフェを探している方には、とてもおすすめの場所です。
次に訪れるときは、朝ごはんやブランチの時間帯にも足を運んでみたいなと思いました。
旅先のカフェ時間が好きな方は、古民家カフェを特集した本や、最新の箱根ガイドブックも一緒に手元に置いておくと、次の旅のイメージがふくらんでいきます。
「RoheN Hakone Yumoto」基本情報
店名：RoheN HAKONEYUMOTO cafe&bar（ロヘン ハコネユモト カフェ＆バー）
住所：神奈川県足柄下郡箱根町湯本647
アクセス：箱根登山鉄道 箱根湯本駅から徒歩6分
電話番号：0460-83-8303
営業時間：7:30〜10:00（L.O.9:30）／11:00〜15:00（L.O.15:00）／18:00〜22:00（ドリンクL.O.21:00）
定休日：無休（臨時休業は公式情報を要確認）
支払い方法（クレカ・電子マネー対応など）：クレジットカード可（VISA・Master・JCB・AMEX・Diners）、交通系電子マネー・QUICPay可、QRコード決済可（PayPay・d払い・楽天ペイ・au PAY）
席数：30席
予算目安：ランチ¥1,000〜／ディナー¥3,000〜
駐車場：なし（近隣コインパーキング利用）
喫煙/禁煙：全席禁煙（屋外に喫煙所あり）
予約：予約不可（詳細はグルメサイトの店舗ページを要確認）
公式サイト：https://www.rohen.co.jp/