「箱根ゆとわで女性ひとり旅って実際どうなんだろう?」と気になっている方へ。
珍しく何の予定もない二連休に、10月上旬の平日ど真ん中、水曜日に箱根ゆとわへひとりで泊まってきました。
2日前に「朝食付き・立地の良さ・手頃な料金」という条件だけで予約したリアルな体験をもとに、「ひとりでも浮かないか」「女性ひとりでも過ごしやすいか」を正直にお伝えします。
この記事では、お部屋の様子と朝食、実際にかかった宿泊費をまとめました。
箱根ゆとわが女性のひとり旅に合うかどうか、具体的にイメージするための材料にしていただけたらうれしいです。
ロビーやラウンジ、温泉、足湯付きテラスの詳細レビューはこちら👇
箱根ゆとわ宿泊記①|女性ひとり旅におすすめ!ラウンジ・温泉・足湯テラスを徹底レビュー
チェックイン前に行った日帰り温泉はこちら👇
箱根の日帰り温泉「天山湯治郷」女性ひとり旅レポ|アクセスと楽しみ方

箱根ゆとわのアメニティバー|女性ひとり旅でも安心の設備
ロビーやエレベーター前には、アメニティやケトルなどが用意されています。

必要なものを自由にピックアップして部屋に持って行くスタイルです。

この方式だと、使い回しではなくきちんと洗浄・管理されている印象があり、衛生面でも安心感がありました。
箱根ゆとわ103号室レビュー|女性ひとり旅にちょうどいい客室
宿泊したのは103号室。セミダブルベッドで、2名でも宿泊可能なタイプです。
コンパクトながらも機能的なお部屋でしたが、メリット・デメリットはそれぞれあります。女性のひとり旅でも十分な広さでした。
正直に言えば「箱根の温泉宿らしい雰囲気」はほとんどありません。
ただ私はひとり旅で、温泉というより翌日の観光が目的だったので全く気になりませんでした。
ライブラリースペースから客室へ|女性ひとりでも歩きやすい動線
ライブラリーラウンジ脇の通路を抜けて103号室へ向かいます。

半透明の屋根が廊下を明るくしてくれていますが、少し年季を感じる外観もありました。これも味といえば味です。

ちなみにライブラリーラウンジでは、お菓子やスイーツが食べ放題。
詳細はこちらの記事で紹介しています👇
箱根ゆとわ宿泊記①|女性ひとり旅におすすめ!ラウンジ・温泉・足湯テラスを徹底レビュー

セミダブルベッドの寝心地|女性ひとり旅には十分な広さ
靴を脱ぐ玄関スペースがあり、その正面にトイレがあります。

ロータイプのセミダブルベッドは寝心地が良く、一人なら十分な広さ。ただ、2名で泊まるには少し窮屈に感じるかもしれません。

枕元にはコンセント、USBポート、照明スイッチがまとまっており、使い勝手も良好です。

一人旅や観光メインの方にはコスパの良い宿泊先としておすすめできますが、「ゆっくり過ごしたい2名利用」には少し物足りないかもしれません。
女性ひとり旅にうれしい設備と備品|安心して過ごせるポイント
ベッドの横には、浴衣と一緒に羽織る半天が用意してあります。
こちらのスペースはクローゼット代わりにも。着てきた上着などをかけることができます。
また、タオルを乾かすラックやゴミ箱も設置してあります。

机の上には、インフォメーションのファイル、テレビのリモコン、バスタオル、フェイスタオル、浴衣用の帯、足袋風の靴下、タオルなどを持ち運ぶ用のメッシュバッグが置いてあります。

テレビの下には、機能的に物が配置されています。フロントへの電話は、テレビの横(右側)にコンパクトなものが設置されています。

左手には、鏡と蚊取り線香、コンセントもあります。

テレビの下には、コップ、歯ブラシ、ティッシュ、ドライヤー、懐中電灯、セキュリティボックスが設置してあります。

歯ブラシは、バスルームの無いこのお部屋のどこで磨くのか?と思いましたが、恐らくトイレにある手洗い場なのかもしれません。
私はちょっと気になってしまったのと、旅行の時に歯ブラシは自分で持っていくタイプなので、大浴場の洗面台で歯磨きは済ませてしまいました。

コロナ禍以降、空気清浄機が設置してある宿泊施設がスタンダードになってきましたね。

連泊する方向けの「エコフレンドリー」のご案内です。

皆さんは、宿泊施設でのシーツとタオルの交換って、毎日やらなくても平気ですか?私はエコではなくて申し訳ないのですが、毎日やって欲しいです・・・。
やっぱりどこかに泊まりに行くって非日常なので、ホテルに戻ってきたらピシっときれいになって欲しいのはエコではないけど、正直な気持ちです。
清潔なトイレと水まわり|女性目線で気になる使い心地
トイレは清潔で機能的。ハンドソープの香りが心地よかったです。

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103号室の窓から見える景色|テラスビューと夜の注意点
103号室は半地下とまでは言えないものの、敷地内の高低差が多少感じられる位置。
窓の右奥に見えるのは、テラスエリアです。

窓の近くに寄ると、ここまで見えます。逆に言うと、向こう側からはお部屋の中が見えてしまうので、夜は薄いカーテンを引いておきたいですね。

ちなみに、テラスについては前回の記事でも紹介をしていますが、とても素敵な空間でした。
詳細についてはこちらの記事へ👇️
箱根ゆとわ宿泊記①|女性ひとり旅におすすめ!ラウンジ・温泉・足湯テラスを徹底レビュー

中央に足湯もあり、焚き火台などもあるので、明るいうちから夜まで楽しめます。

お部屋でゆっくりくつろぐと言うより、パブリックスペースで目一杯楽しむのが、このホテルの醍醐味なのでしょう。
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箱根ゆとわの朝食ビュッフェ|和食中心のひとり朝ごはん
基本的にオールインクルーシブプランのあるホテルですが、私は夕食は別のところに食べに行く予定だったので、朝食付きのプランにしていました。
朝食の時間は7:30~9:00です。夕食は、17:30~21:00とのこと。
朝食前の受付カウンター|混雑具合とひとり客の過ごし方
エレベーターをおりてすぐ目の前に、受付カウンターがあります。早朝から散歩をしていたので、7時より少し前に朝食会場へ。
既に複数の人が並んでいたので、私も列に加わりました。

椅子がいくつかあったのですが、外国人の年配の方があとから来たので、席を譲りました。
英語は分からないので、ジェスチャーのみ(笑)意外と何とかなる。
広々とした朝食会場|箱根ゆとわの客層とひとりの居心地
会場は思いのほか、広々としていました。下記の写真で写っているのは半分くらい。
反対側に倍以上の席があります。

3棟の建物からなるホテルなので、このくらいのキャパでも、もしかすると繁忙期は足りなかったりするのかもしれません。
朝食ビュッフェの流れ|ひとりでも取りやすいレイアウト
朝食はビュッフェ形式です。

少々写真がブレてしまいましたが、手前と奥でエリアが2つに分かれています。
和食中心のメニュー構成|鮭と温泉卵で味わう箱根ゆとわの朝
ここは日本らしく、和食が多く取り入れられています。
鮭と温泉卵なんて、THE温泉地の朝食といったメニューですよね。

とは言え、奥の方にはソーセージやベーコン、スクランブルエッグなどもありました。

イカのオクラ和えなんて、珍しいメニューも。

白米や、味噌汁など日本人ならホッとする、外国人の方であれば和を感じられるようなものももちろんあります。

副菜も、ひじき、だいこんおろし、なめたけ等定番メニューのほか、まぐろのすき身なんかもありました。

ご飯のお供も充実。私は、個人的にはタラコが美味しかったです。

自分でトッピングをするうどんもありましたよ。お腹に余裕があれば食べたかったですが、ここまでは無理でした。
サラダ・パン・シリアルも充実|洋食派でも楽しめる品ぞろえ
新鮮な生野菜も、もちろんあります。

外国人の方は、白米よりパンを選んでいる方が多かった印象です。

トースターも2種類。
コーンフレークに、冷やされたミルクもあります。

バナナやオレンジのフルーツ類、ヨーグルトも。

ヨーグルト用なのか、ベリー系のソースなどもありました。
実際に選んだ朝食プレート|ひとり旅なら十分満足できる内容
私が選んだ朝食はこちら。野菜は生野菜ではなく、温野菜を選びました。

朝からデザート代わりに、甘い系のパンをいただきました。

正直、味は普通です。めちゃめちゃ美味しいものはハッキリ言って無かった。
ただ、この後に記載する宿泊費を考えると、かなり満足度の高い朝食でした。一人なら、ベッドも広いし温泉まであるし。
箱根ゆとわひとり旅の宿泊費|実際にかかった金額を公開
最後に、今回の宿泊費について。
1泊1名・朝食付き13,640円(消費税込)のところ、クーポン利用で12,958円(消費税込)で宿泊することができました。
検索した条件は、下記です。ちなみに、宿泊の3日前に予約しています。
- 翌日の目的地を考慮して強羅駅近辺
- 綺麗さや安全面を確保できる
- 民宿やドミトリーはNG
- 2万円以下
箱根という温泉地、特に高級宿も多い「強羅駅」近辺では格安ではないでしょうか。箱根ひとり旅でこの価格は、個人的にはかなりお得感がありました。
これまでご紹介した通り、お部屋もビジネスホテルのようなシンプルなもので、朝食も豪華絢爛とは言い難いところはありますが、宿はそこそこで良いから、観光メインで訪れたいニーズにはマッチすると思います。
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箱根ゆとわが合う人・合わない人|女性ひとり旅目線でチェック
インフルエンサーのSNS発信、館内のSNS投稿を推奨する案内を見ると、ネットの情報源では、実際以上に期待が高まりすぎるのではないかと思いました。
ある程度、旅行にお金を掛けても良いと思っているご夫婦や、客室でゆっくりしたいという方が行っても、全体的な質としてイマイチなのではないかと思います。
今回の私のように他に目的があり宿泊費は安く抑えたいという人、女性のひとり旅でも浮かない宿を探している方には悪くない選択です。
20代半ば頃までの若い方たちや外国人観光客など、みんなで集まれるスペースが多めなので滞在中の満足度は高くなると思います。
子連れの方も悪くないですが、階段が多いので、安全面で気になる可能性もあると思います。
ある程度お子さんが大きくなってきたら、ライブラリースペースやテラスはとても楽しめると思います。
個人的には、大浴場の浴槽が浅く肩までお湯に浸かれなかったのは残念ポイントだったので、日帰り温泉でもオススメはしません。
私はチェックイン前に、箱根湯本駅から近い日帰り温泉に行きました👉️箱根の日帰り温泉「天山湯治郷」女性ひとり旅レポ|アクセスと楽しみ方
まとめ:箱根ゆとわは女性ひとり旅のコスパ重視にちょうどいい宿
色々と書きましたが、総評としては「コスパよく強羅駅近辺に泊まれる宿」としては悪くないと思います。
私は1人での滞在でしたので、パブリックスペースの充実度については思いのほかハマりませんでした。2名以上での訪問・広い部屋を選択すれば、より楽しめると思います。
とは言え、セミダブルのお部屋は、ビジネスホテルと比べるとやはり快適ではありましたので、その点は「この滞在に何を求めるか」によって評価が極端になってしまう宿なのかもしれません。
スタッフさんたちは皆さん丁寧で、外国人観光客の方にも良い思い出を作ってもらえるのではないかと思います。
箱根で女性のひとり旅をするなら、ぜひ「箱根ゆとわ」を候補の一つに挙げてみてください。
「箱根ゆとわ」基本情報
名称:箱根ゆとわ(HAKONE YUTOWA)
住所:〒250-0408 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-27
電話番号:0460-82-0321
アクセス:
・箱根登山鉄道「強羅駅」から徒歩約5分
・車:小田原厚木道路「箱根口IC」より国道1号経由で約25分
チェックイン/チェックアウト:15:00〜/〜10:00
客室数:72室(ホテル棟・コンドミニアム棟を含む)
駐車場:無料(台数制限あり)
泉質・温泉:自家源泉「二ノ平温泉」、ナトリウム-塩化物泉
主な施設:温泉大浴場、貸切風呂、足湯デッキ「ナカニワ」、ライブラリーラウンジ、ダイニング、コインランドリー
公式サイト:https://www.hakoneyutowa-hotel.jp
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