「家って、買うべきなのかな?」
結婚直後から、時折そんな考えが頭をよぎります。
私たちは子どもがいない夫婦ですが、現在は3LDKの賃貸で義母と同居中。いわゆるDINKsとは少し事情が異なります。
そんな事情もあり、今は気楽さを重視して“賃貸暮らし”を選んでいます。
とは言え、年齢を重ねるにつれ、「老後は?」「賃貸のままで大丈夫?」という不安も現実味を帯びてきました。
家を買うべきか、ネットで答えを探したこともあります。迷いながら考えてきた、今の私たちなりの結論を綴ってみます。
子どものいない夫婦は家を買うべき?賃貸と老後の不安を考える
前提として、資産に十分な余裕があれば、都内の駅近マンションを購入する選択肢も理想に近いと思います。
現実はそうではないので、自分たちの身の丈に合っていると思える範囲の住まいを選んで生活をしています。
また、今の立地は「駅が遠い」ことを除けば比較的便利で、不便さは感じません。私の職場も近いです。
間取りに関しては、リビングが少し狭いとか、もう1部屋欲しいとか、細かい希望を挙げればキリがありませんが、購入したからといって理想通りになるとも限りません。
立地については、今より良くなる可能性はかなり低いと感じています。
すべての理想を叶えるには、やはりお金が必要です。
もちろん、自分たちだけの生活ではないので、義母としては「面倒だから引っ越したくない」という思いもあります。
でも、最大のネックは「数十年間、大きなローンを抱えて身動きが取りにくくなること」への踏ん切りが、まだついていないという点です。
新築か中古か、戸建てかマンションか。近所付き合いまで考えた本音
個人的には、「新築」であることにはこだわりがなく、条件に合えば中古でもまったく問題ありません。
それよりも気になるのは、「マンションか戸建てか」という選択肢のほうです。
現在の賃貸暮らしでは、ご近所付き合いはほぼゼロ。隣の方の顔も名前も知りませんし、知る必要も感じていません。
子どもがいればまた違ったかもしれませんが、私たちにとっては、静かに、自分たちのペースで暮らせる生活が理想です。
嫌なことがあれば「引っ越せばいい」と思える気軽さも、賃貸暮らしの大きなメリットだと感じています。
私は田舎育ちで、隣近所みんな顔見知りという環境で生まれ育ちました。
地元の人たちは良い人ばかりですが、常に誰かに見られているような息苦しさがあったのも事実。
だからこそ、今の暮らしのほうが呼吸しやすいと感じています。
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今の私たちの暮らしに合っているのは、やっぱり“賃貸の気楽さ”。
気に入らなければ引っ越せるし、生活の優先順位が変わっても柔軟に対応できます。
今のエリアに住むメリットと、将来は離れてもいいと思う理由
現在の住まいは、私が元々住んでいた職場近くのエリアに、夫(当時は彼氏)が引っ越してきた形です。当時、私の家のほうが夫の家より広かったためです。
その後、義母との同居のため同じエリアで引っ越しをしました。
私個人の考えでは、自分自身の仕事の都合がなければ、どこに住んでも良いと思っています。
正直、今住んでいる場所に強い思い入れや、特別な愛着はありません。
少し話はそれますが、今の地域にそこまで愛着がないこともあり、ふるさと納税はすべて地元にしています。
今住んでいる自治体は人口の多いエリアなので、私一人が地元へふるさと納税をしても、そこまで不自然な選択ではないと思っています。
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老後を見据えて、住まい選びで考えておきたいこと
老後の暮らしに必要な日常の利便性
今まさに老後を迎えている両親の話を聞いていると、「車がなければ生活できない場所」で暮らすのは本当に大変だと実感します。
ちょっとした買い物、病院、誰かに会う、スポーツジムに通うなど、車がなければ何もできない環境は、老後には過酷です。
両親には申し訳ない気持ちもありますが、子どもたちは全員家を出ており、実家には両親だけ。日々頼れるのは、自分たちの体力と気力だけです。
両親が今後どうなっていくのかを思うと、胸が重くなるような気持ちになりますし、私たち兄弟の誰かが戻ったとしても、同じ未来を辿ることは想像に難くありません。
地方出身者にとって、空港へのアクセスは大切な条件
私の両親の状況にもよりますが、沖縄と関東を何度も往復する可能性もあります。
これまでの経験上、電車で90分を超えると空港への移動が辛く感じるようになります。
現在、沖縄と関東を年に4〜5回、海外旅行を2〜3回する私にとっては、空港までの所要時間は60分程度が理想です。
10年後、20年後には今ほど飛行機に乗らなくなるとは思いますが、まったく無くなるとも限りません。
地方出身者にとって「空港や新幹線へのアクセス」は、暮らす場所の条件として意識しておくべきポイントだと思っています。
子どものいない夫婦だからこそ考える、身内との距離感
いざという時に支え合える身内との関係
夫や私のきょうだいに面倒を見てもらうつもりはありませんが、最終的に子どものいない私たちが亡くなったときには、きょうだいに“最後の後始末”を頼む可能性は高いと考えています。
もちろん、私たちが誰かを支える側になる可能性もあります。
DINKsと呼ばれる方たちの中にも、同じように不安を感じている方はいらっしゃるのではないでしょうか。
もちろん理想は、誰の手も煩わせず、自分たちの責任で人生を終えること。でも未来のことは誰にもわかりません。
万が一、どうしても誰かの手を借りることになった場合でも、せめて物理的な距離の負担を減らせる場所に住んでおくことが、必要以上に迷惑をかけないための一つの方法なのかなと思っています。
身近なところで見た、老後と介護の現実
なぜ私がそのような考えに至ったのか、その理由もここに記録しておきたいと思います。
親戚の話になりますが、関東で自由気ままに暮らしていた男性がいて、晩年はその妹が沖縄と関東を行き来しながら面倒を見ていました。
お互いが70代に差しかかる頃には、妹さんも沖縄から関東へ出向くことが難しくなり、最終的には男性を沖縄へ連れて帰って介護を続けています。
今もその生活は続いており、決して楽ではありません。
その男性には貯蓄もほとんどなかったようで、晩年は家族に大きく頼らざるを得ない状況だったのだと思います。
認知症の症状も出てきているため、感謝や相手をねぎらう言葉まで期待するのは難しいようです。
一方で、別の親戚の女性は生涯独身を貫きましたが、生前に永代供養の手配や葬儀費用などをきちんと準備し、最期まで自分の責任で人生を全うしました。
誰かに頼るのではなく、自らの力で人生の幕を閉じるその姿勢に、私は強く惹かれました。自分自身も、そうありたいと心から思っています。
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子どものいない夫婦の家の買い時と資産形成の考え方
よく「家は資産になる」と言う人がいますが、ローンで購入した場合、本当にそう言えるのか?と疑問を感じることがあります。
キャッシュで購入でき、購入した時点で家計を圧迫しないなら、それは「資産」と呼んでもいいのでは?と漠然と思っていますが、ローンを組んでも「持ち家は資産」という感覚はまだ根強いようです。
理想は、資産額が目標額に達した時点で状況(介護や仕事)が許せば、キャッシュで戸建てを購入する。もしくは、ギリギリまで賃貸で暮らし、最終的には老人ホームへ入所という選択肢も現実的に考えています。
例えば私たちが考える選択肢は、こんなイメージです。
【選択肢①】身軽に賃貸派:気軽さ・流動性を優先
【選択肢②】老後に備えて買う派:利便性重視+終の住処
【選択肢③】資産を育てて柔軟対応派:キャッシュ購入や介護に備える
もちろん、タイミングの見極めは簡単ではありません。夫か私のどちらかが病気になる可能性も、ゼロではありません。
だからこそ、「いざ」というときに自由な選択肢を持てるように、資産を築いておくことが何よりも大切だと感じています。
まとめ:子どものいない夫婦の住まいは、その時の状況で選んでいい
「家を買うべきかどうか」に、絶対の正解はありません。
子どもがいる・いないに関わらず、家族構成や経済状況、価値観は人それぞれです。
私たち夫婦は、子どもがいないからこそ「今、どこに住むのが心地いいか」「この先、どう暮らしたいか」を柔軟に考えられる強みがあると感じています。
老後への不安がゼロなわけではないけれど、だからこそ「今の自分たちにとって納得できる暮らしとは何か」を軸に、選択していくことが大切だと思っています。
無理に買わなくてもいい。将来買ってもいい。ギリギリまで賃貸でもいい。
「こうすべき」に縛られず、自分たちに合った形で、納得できる選択を重ねていければ、それが一番の幸せ。
住まいに“正解”を求めるのではなく、「どんな人生を歩みたいか」を基準に、これからも夫婦でゆるやかに話し合いながら、生き方を選んでいけたらと思っています。
ちなみに、私たち夫婦の「将来の暮らし方」や「住まい選び」については、以下の記事でも触れています。もし同じような立場で迷っている方がいれば、参考になるかもしれません。
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