8月のハイシーズンに、夫と2人で8泊10日のトルコ旅行へ。前半はカッパドキア・ギョレメに3泊4日滞在しました。
ギョレメに到着したその日に訪れたのが、今回ご紹介する「Omurca Art Cave Cafe(オムルカ・アート・ケイブ・カフェ)」。旅の始まりに訪れたカフェがここで良かった、と強く印象に残る場所でした。
別の記事でご紹介している「Coffee Art」が清潔で入りやすい定番カフェだとすれば、Omurca Art Caveは、より個性的で“異国感”を濃く味わえる空間です。
ここにしかない空気感が、“本当に異国に来たんだ”という高揚を一段と引き上げてくれました。
「ギョレメの洞窟カフェを探している方に」や「カッパドキアの穴場カフェ」、「アート好き向けのスポット」を探している方におすすめです。

ギョレメの中心にある便利な立地の24時間営業カフェ👉️「Coffee Art」24時間営業&清潔な店内で楽しむ絶景テラス
外国らしい高級感のある映えカフェ👉️「Hopper Coffee House」高級感あふれる店内&移動前や街歩きの休憩に最適なカフェ
ギョレメ野外博物館や街中で気球を見た後にサッと立ち寄れるカフェ👉️「İstanbul Börekçisi Göreme」カッパドキア観光の合間にサッと休憩できるカフェ
Omurca Art Caveとは?
「Omurca Art Cave」は、ギョレメ中心部から少し外れた場所にある、洞窟を改装したユニークなカフェ兼ギャラリーです。
オーナーが手がけたアート作品やアンティーク家具が洞窟内に飾られ、訪れるだけで小さな美術館に足を踏み入れたような気分に。
カッパドキアならではの洞窟空間でコーヒーを味わえる特別感に加え、静かな立地のおかげで観光客で賑わう通りとは違った落ち着いた時間を過ごせます。

外観と店舗入口
ギョレメに到着した初日、ホテルに荷物を置いてから散策へ出かけました。その途中、休憩のためのカフェ利用で15時頃に訪れました。入口からすでにワクワクさせる独特の佇まい!

大きくせり出した木の枝葉は、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのような雰囲気を演出しています。

入口付近にはメニューも掲示されており、私たちはカフェ利用でしたが、食事の評判も良好。食事目的でも満足度は高そうです。

手作り感のある看板が、他では味わえない温かみを添えています。

写真の中央辺りにあるツボですが、公式のInstagramを見たら、ここでポッタリーケバブを調理していて衝撃的でした!実際にその光景を見てみたかった~!
ホテルからOmurca Art Caveまでは、徒歩7~10分程度でした。ホテルについては下記の記事でまとめていますので、ぜひ合わせてご確認ください。
👉️洞窟ホテル|Majestic Cave House 宿泊記パート1(アクセス・客室・Wi-Fi・洗濯)
👉️洞窟ホテル|Majestic Cave House 宿泊記パート2(共用部・朝食・スタッフ対応・宿泊費)
1階エントランス
敷地内に入って最初に現れるこのフロアは、訪れた当日には特に人もおらず、用途がよく分からない空間でした。そのため、私たちはそのまま階段を上がり、上のテラス席へと進むとスタッフさんがいらっしゃいました。

後から写真を見返してみると、左手には「TERRACE」「GARDEN TERRACE」「CAVE WINE ROOM」などの案内表示が。

なお写真には撮り忘れてしまいましたが、鏡の左側に階段があり、そこから上階へ行けます。右手の入口も気になりましたが、当時は真っ暗で、もしかすると夜に使われるスペースなのかもしれません。
ガーデンテラス席
ガーデンテラスには日陰になる席もあり、真夏の昼間でも思ったほど暑さを感じませんでした。私たちは敷地全体を見渡せる奥の席を利用。

写真の右奥にはパラソル席や室内席もあり、それぞれの様子は後ほどご紹介します。

アーチ型の屋根に絡ませてあるのは現地のブドウで、小さな実をつけるのが特徴。ギョレメの街では、至るところで見かけることができました。

敷地の外には「Göreme Cave Suites」というホテルがあり、大きなプールが目を引きます。

テラス全体は、田舎のおばあちゃんの家に来たような雑然とした雰囲気。自由に伸びた植物が不思議と落ち着きを感じさせ、どこか愛おしく思えました。

敷地は細長く、複数の席が並んでいるので、大人数で訪れても昼間なら問題なく座れると思います。

ちなみに、残念ながらこの日は猫たちに会えませんでしたが、夕方に行けば彼らがのんびりしている姿に出会えるかもしれません。
テラス(パラソル)席
風のない日(暑すぎる日)や雨の日には、パラソルが設置されたテラス席も利用できます。ガーデンテラス席に比べると、こちらの方が安心して過ごせそうですね。

壁やパラソルは比較的新しい印象で、おそらく最近整備されたのではないでしょうか。

ただの壁ではなく、装飾品を置けるようなスペースが設けられていて、オーナーのこだわりが感じられました。
室内席
このカフェの真髄は、この室内席かもしれません。オーナーさんの世界観が存分に発揮されています。

私たちは日中に訪れたので、外の空気を感じるためにテラス席を利用しましたが、夜や食事をする際は室内席の方が落ち着いて食事を摂ることができるかもしれません。

お会計時に軽く覗いただけなので、もう少しゆっくり眺めてみたかったなとも思います。ちなみに、お支払いはクレジットカードを利用しました。
メニュー(2025年8月時点)
私たちは、この後に夕食の予定があったため、ドリンクのみを注文しました。ちょうど15時前後の中途半端な時間帯ということもあり、他のお客さんもカフェ利用の方が多かったです。

私は爽やかな酸味が心地よいレモネードをチョイス。価格は150トルコリラ(約550円)でした。

夫はトルコを代表するビールブランド「EFES(エフェス)」を注文。(昼間から!)こちらは300トルコリラ(約1,000円超)。ビール好きの方なら一度は試してみたくなる銘柄かもしれませんね。

ドリンクメニューのお値段は、都内で注文するより少しだけお得な印象です。
アルコールメニューについては、私は普段お酒を飲まないので、正直この金額が高いのか安いのか感覚が分からず…。

フードメニューもあり、特に時間制限などもなさそうでした。トルコらしく「ポッタリーケバブ」などもラインナップされていて、食事利用にも十分対応できます。

夜の雰囲気もきっと素敵だろうなと思いつつ、短期旅行では再訪が難しいのが残念なところ。後ろ髪を引かれるような、一期一会の出会いこそ旅の醍醐味だと感じました。
まとめ:異国の地で不思議な空間に迷い込んだような体験
「Omurca Art Cave」は、ギョレメの中でも特に独特な雰囲気を楽しめるカフェ。ガーデンテラスやパラソル席、洞窟を活かした空間など、座る場所によって異なる表情を味わえるのも魅力です。
ドリンクや食事を楽しむだけでなく、観光の喧騒を離れて、自分だけの時間に浸れる特別なカフェ。
オーナーのこだわりが随所に散りばめられた空間は、まるで異世界に迷い込んだような体験です。ギョレメ滞在の思い出を、きっと一段と色濃くしてくれるでしょう。
今回は猫たちに会えなかったのが残念でしたが、夕方涼しくなると街中でよく見かけました。季節や時間帯によっては、可愛い猫たちが出迎えてくれるかもしれません。
観光客で賑わう中心部から少し外れているため、静かに過ごしたい方やアート好きにぴったり。旅の途中でふらりと立ち寄れば、ギョレメの思い出がより特別なものになるでしょう。




「Omurca Art Cave」基本情報
Omurca Art Cave / Omurca Art Cave Cafe
住所:Orta Mahalle, Kazım Eren Sk. No:29, 50180 Göreme / Nevşehir Merkez / Nevşehir, Türkiye
電話番号:+90 541 473 25 50
営業時間:毎日 12:00 – 23:00(曜日によっては土曜のみ 23:30)
定休日:なし(毎日営業)
価格帯の目安:中価格帯/ローカル料理あり
支払い方法:カード利用可
特徴・設備:洞窟空間・ガーデンテラスあり/アートとインテリア重視/静かな立地
Instagram:https://www.instagram.com/omurcaartcavecafe/