“子なし”も“DINKs”も、しっくり来ない。だから私は“オトナ夫婦”と名乗ることにした。

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オトナ夫婦の暮らし
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こんにちは。沖縄出身・関東在住のSannie(@sannie_jp )です。

「DINKs」「子なし夫婦」「チャイルドフリー」

世の中には、自分の立場や暮らし方を表す言葉がいくつもあります。けれど、どれも自分にはしっくりこない。そう感じたことはありませんか?

私もそのひとりでした。

今回は、“オトナ夫婦”という言葉にたどり着くまでの心の動きについて、整理してみたいと思います。

そもそも、DINKsとは?

DINKs(ディンクス)とは、“Double Income, No Kids”の略で、共働きで子どもがいない夫婦を指します。

「子どもが欲しくない」という明確な意思を持つ人だけでなく、「いずれ子どもを持ちたい」「今はまだ考えていない」という夫婦も含まれる、比較的広い意味を持つ言葉です。

現在のライフステージに関係なく、「共働きで、子どもがいない夫婦」という暮らし方そのものを表す言葉として使われています。

DINKsという言葉は便利だけれど、どこかひっかかる

当初は「自分たちのことを一言で説明するには便利な言葉だ」と感じ、DINKsという表現を使ってみたこともありました。

実際、私たちは共働きで子どももおらず、条件には当てはまります。

しかし、私たち夫婦は「子どもが欲しい」とも「欲しくない」とも明確に決めていない、いわば「どちらでも良い」というスタンスでした。

一方で、インターネット上では、「子どもが嫌い」「キャリアを優先したい」など、強い意志を持った方々がDINKsとして情報発信をしているケースが目立ちます。

私自身はというと、「キャリアを築きたい」という願望が特にあるわけでもなく、どちらかといえば「お金があれば仕事は早く辞めたい」と思っているタイプです。

そのような自分が「DINKsです」と名乗ることに、次第に違和感を覚えるようになりました。

現実の場面では名乗る機会はほとんどありませんが、ブログやSNSなど、ネット上でも使いにくさと息苦しさを感じました。

「子なし」という表現にも抵抗がある

「子なし夫婦」という表現もありますが、それも自分には合わないと感じています。

「子どもが欲しかったけれど授からなかった」わけではなく、特別にどちらかの意思を固めてきたわけでもない。

ただ、特に深く考えることもなく過ごしてきた結果、気づけばアラフォーになっていたというだけのことです。

この状態を「子なし」と表現することで、知らず知らずのうちに誰かに気を遣わせてしまうような空気が生まれるのでは、という懸念もありました。

特に、現在の暮らしに満足しており、「今が一番心地よい」と思えている今、自分からそうした言葉を使う必要があるのかどうか、疑問に感じるようになりました。

自分たちの暮らしをどう表現するか?

では、私たちのような夫婦を、どう表現すればよいのでしょうか。

いくつか候補を考えてみました。

  • 「夫婦ふたり」 → 実際には義母と同居しているため、正確ではない
  • 「大人だけの暮らし」 → 義母を含めるニュアンスになるのが何となく嫌
  • 「チャイルドフリー」 → 意思が強く限定的な印象があり、避けたい

いずれもしっくりこないと感じる中で、最終的に選んだのが「オトナ夫婦」という表現です。

結論:「オトナ夫婦」という選択

特別な意味を込めすぎず、キラキラした響きでもなく、現実をそのまま言い表す。

それでいて、限定的な価値観を押しつけることもない、そんな言葉を探していました。

「オトナ夫婦」という言葉には、子どもがいるかいないかに関わらず、自分たちの今の暮らしをそのまま肯定する空気があるように私は感じました。

今はこの言葉が、ちょうどいいと感じています。

無理に定義づけず、その時々の自分たちにしっくりくる言葉を選びながら、これからも暮らしていけたらと思います。

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