珍しく何の予定もない二連休。ふと思い立って、癒しを求めて箱根へ一人旅に出かけました。
10月上旬、平日ど真ん中の水曜日に「箱根ゆとわ」に宿泊しました。2日前に予約したので、朝ごはん付きで立地が良く、料金も手頃だったのがここでした。
予約後にSNSで「オールインクルーシブ」と紹介されているのを見かけましたが、私は夜はどこかで食べる予定だったので、夕食なしを選択。
写真がたくさんあるので、今回はロビー・ライブラリーラウンジ・スパラウンジ(温泉についての感想も)・足湯付きテラスのレビューをしたいと思います。
宿泊費・お部屋・朝食の詳細については、また別の記事でご紹介したいと思います。
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箱根ゆとわとは?
箱根ゆとわは、箱根・強羅駅から徒歩5分にある和モダンなホテルで、東棟・西棟・コンドミニアム棟の3棟構成。
自家源泉を引いた温泉大浴場や、足湯付きのウッドデッキ「ナカニワ」、約700冊の書籍が並ぶライブラリーラウンジなど、滞在型にもひと息つく旅にもぴったりな施設です。
外観・ロビーについて
箱根登山鉄道の終点・強羅駅からまっすぐ歩いて徒歩5分程度かと思いますが、私は一駅手前の彫刻の森駅で下車し、歩いて向かいました。
特に坂もなく、快適に歩けました。途中にはローソンや餃子センターなどの飲食店、そして駐車場もあります。駐車場については後述します。
エントランス
年季は入っていますが、タイル張りの立派な外観です。

彫刻の森駅側から歩くと、コンドミニアム棟の前を通り過ぎますが、それも含めてこのホテルだと考えると、かなり規模が大きいと思います。

まずは自動ドアを一つくぐります。
日帰り温泉も行っているようですが、率直に言っておすすめはしません。その理由は後述します。

自動ドアは二重になっています。
早朝6時前に散歩のため外へ出たところ、張り紙が設置されていました。5時を過ぎていたせいか、自動ドアはすでに開いていました。

上記の写真と撮った時はさすがに早朝すぎたので、フロントの方はいらっしゃいませんでした。
ロビー
ロビーはとても広々としています。ソファはいくつかありますが、テーブルはありません。

平日だったので問題ありませんでしたが、ホテルの規模を考えると、もう少し座る場所があっても良さそうだと思いました。

落ち着いた雰囲気の内装です。入口に「6周年」と書かれていたので、以前は別のホテルだったのかもしれません。

フロントのスタッフさんは3名とも英語が堪能。
実際、宿泊客の8割ほどが外国人のように見えたので、英語対応が必須のようです。
館内のインフォメーション
フロントでの説明時に館内マップを渡されます。東棟・西棟・コンドミニアム棟の3棟があり、とても広いです。

私は、ライブラリーラウンジのある東棟の1階の部屋でした。
東棟と西棟の行き方はやや複雑なので、館内インフォメーションを参考にすると良いでしょう。

なお、コンドミニアム棟はライブラリーラウンジや朝食会場のある東棟から少し離れています。
表通りに一度出てからフロント側に回るか、「スパラウンジ・ナカニワ」から抜けるかの2ルート。正直、少し面倒かもしれません(笑)。
浴衣が選べます
ロビー奥に浴衣コーナーがあり、自由に選べます。
帯・足袋代わりの靴下・羽織(半天)はお部屋に用意されています。

身長別のサイズ表もあり便利です。
私は身長に合わせて選びましたが、少し窮屈でした。1つ大きめを選べばよかったです(笑)。

前述の通り、宿泊者の約8割は外国人。浴衣を着ているのはほとんど日本人だけでした。
外国人の方にとっては、着方が分からなかったり、動きづらいと感じるのかもしれません。
もちろん、素敵に着こなしているご家族もいらっしゃいましたよ。
おみやげコーナー
ロビーにはお土産のサンプルが展示されています。フロントに伝えれば購入可能です。

浴衣も販売していました。外国人観光客の方には記念になりそうですが、実際に着ている方が少ないため、購入する人はあまりいないかもしれません。
駐車場
強羅駅側から来ると、駐車場はホテルから少し先にあります。
私は彫刻の森駅側から歩いてきたので、駐車場の前を通ってホテルに到着しました。

まっすぐ平坦な道のりなので、迷うことはないと思います。距離は約210m、徒歩3分ほどです。
ライブラリーラウンジ
箱根ゆとわの魅力といえば、このライブラリーラウンジ。
ホテル自体がSNS投稿を推奨しており、ここを撮影した写真を多く見かけます。
「ラウンジサービスのご案内」には、次のように記載がありました。

- 15:00〜19:00 お菓子(Snack)
- 19:00〜21:30 スイーツ(Sweets)
- 19:00〜22:00 お酒(Alcohol)
ラウンジ自体の利用時間は、館内マップによると6:00〜24:00です。
センターテーブル
中央のテーブル席、この大きさは日本のホテルにしては思い切ったなぁという感じがします。

普通なら2〜4人席を複数設置しそうなところですが、この大きなテーブルをセンターに配置することで、洗練された雰囲気と大きなインパクトを感じました。

どの角度から見ても美しいデザインです。
窓際席
特に、この窓際の席がお気に入りでした。

チェックインしてすぐの時間帯は人もまばらなので、本を読みながら、ゆっくりと過ごすことができました。

夜もまた良い雰囲気。

食事時間の頃ですが、このホテルは基本的にオールインクルーシブなので、宿泊者のほとんどは館内のレストランへ出かけているようです。

窓際のカウンター席には充電できるハブがあり、コンセントもUSBもType-Cのケーブルも差せたので、お仕事をする方にも良いかもしれません。
カラフルなクッション
複数のクッションが用意されているので、それを選んで自分の好きな場所に持っていけるのも、ちょっとした楽しみでした。

この棚からクッションを選び、ソファ席に持っていっても、カウンター席の椅子で使ってもOK。

夜になるとリラックスした雰囲気になり、子連れの方が子どもにクッションを選ばせて使っている様子も見られました。
スナック&スイーツコーナーについて
時間によって置いてある食べ物が違います。どちらの時間もお邪魔しました。

近くにはゴミ箱も設置されており、セルフで片付けるスタイル。ここはとても日本的だなと思いました。

外国人の宿泊者が多かったのですが、皆さんきちんと自分で片付けている方が多かった印象です。
スナックコーナー
思いのほか充実していたので、正直びっくりしました!

ナッツに柿の種、ビスケット、キャンディー、マフィンなどなど。

子どもならテンションが上がること間違いなし。

あ、いや。大人でもテンションは上がりました(笑)。

特に上の写真の「チョコレートサンドビスケット」は、2パターンの味があって、どちらも美味しかったです。

ミニマフィンももう少し味のバリエーションがあれば、さらに嬉しかったかも。

お皿ではなく紙袋に入れて、自分の好きな席に持っていくことができます。
スイーツコーナー
スイーツについては、期待していたほどバリエーションはありませんでした。

かぼちゃプリン、お団子が2種類。もう1つあった気がしますが、恐らく好みではなかったのか、写真すら撮っていませんでした。失敗しました。

お団子は、海外の方が多いのを意識しているのか、少し硬めで歯ごたえのある食感でした。

かぼちゃプリンも硬め。上のカラメルはバーナーで炙ってあり、パリパリ。
食感は完全に好みの問題なので、口に合う方も多いと思います。
ドリンクサーバー
飲み物はとにかく充実!お部屋にミネラルウォーターなどはないので、喉が乾いたらドリンクサーバーに飲みに行くスタイルです。

本格的なコーヒーマシンで、いつでもできたてがいただけます。

ジュースや炭酸飲料も豊富。外国人の方向けに英語表記も用意されていました。

19時をすぎるとアルコールも提供されます。

カクテルを自分で作るのも良し。

なんと、キリンのビールサーバーまでありました。お酒が好きな方には高ポイントですね。
本&漫画エリア
本や漫画も読み放題なので、気に入った本があればホテルにこもってゆっくり過ごすのも良いですね。
ソファと本
非常におしゃれな本棚です。ソファも組み込まれていて、遊び心があります。

本の種類はさまざまですが、好みの本を見つけるのは少し難しいかもしれません。
いつもは手に取らないジャンルにチャレンジしてみる気持ちで選ぶのがおすすめです。

夜になると子連れの方も多く、ゲームをしたりおしゃべりをしたりと、自由な雰囲気でした。
漫画とハンモック
漫画コーナーもあります。英語版の漫画も置かれていて、パラパラめくってみると意外と面白いです。

ハンモックもあるので、座りながらリラックスして読むことができます。

写真にはあまり写っていませんが、奥の方には有料のマッサージチェアもあります。
スパラウンジ
スパラウンジは大浴場を出てすぐのエリアです。こちらにもドリンクサーバーがあり、アイスキャンディーをいただくことができます。
大浴場の入口と温泉の感想
さすがに中は写真を撮れないので、詳細は公式サイトでチェックしてください。

正直な感想として、大浴場は少しシンプル過ぎる印象でした。
浴槽の水深が浅く、肩までお湯に浸かれません。サウナはありますが、水風呂はなし。
申し訳ないですが、「温泉自体を楽しみたい」というニーズに答えられるレベルでは無いと思いました。
ただし、総合的な満足度は高いので、休憩スペースやドリンクの豊富さなどは類を見ない充実度なので、レジャー施設として考えれば日帰り利用も有りだと思います◎
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休憩スペース
休憩スペースにはハンモックや椅子があります。

奥の棚にはちょっとした読み物やボードゲームが置かれていました。
湯上がりドリンク
種類はライブラリーラウンジほどではありませんが、そちらにはないドリンクもいくつかあります。

湯上がりにフルーツフレーバーのデトックスウォーター。

見た目も可愛いです。

炭酸飲料やジュース、冷たいお水も用意されており、男女で行っても飲み物を楽しみながら待ち合わせにちょうど良いスペースです。
アイスキャンディーや牛乳も!
アイスキャンディーや牛乳もありました。コーヒー牛乳があれば完璧だったなぁ……!

アイスキャンディーは複数のフレーバーがあり、どれにしようか迷ってしまいます。

お風呂上がりだけでなく、到着してすぐ館内を散策しているときにもいただきました。
テラスエリア
スパラウンジからはテラスエリアにもアクセスできます。

テラス席の入口
こちらは手動ドアです。お子さん連れの方は、開閉の際に注意してください。

ホテル側では「PHOTO SPOT」としてもアピールしています。

「ご自由にお使いください」と書かれたタオルも用意されていました。

後述しますが、足湯があるので、その後に使うものです。
足湯
テラスには、SNSでもよく見かける足湯スペースがあります。
日中の雰囲気
リゾート感たっぷりの空間!もともと生えていた木を生かしたデザインが唯一無二です。

足湯に浸かりながらの景色は格別。

ウッドデッキは段々になっていて、下の方には焚き火台があります。
夜の雰囲気
夜に来てみると、足湯がライトアップされ、焚き火にも火が起こされていました。

少し肌寒く、ちょうど良い季節。真夏は少し魅力が薄れるかもしれません。
焚き火台
焚き火台は、近づいてみるとなかなか大きなサイズです。

夜になると明かりが灯り、炎のゆらめきが幻想的。

外国人の方が焚き火を囲みながらお酒を飲み、おしゃべりをしていて、日本を楽しんでくれていたらいいな〜と思いました。
リラクゼーション・キッズエリア
私は利用しませんでしたが、リラクゼーションスパやキッズエリアもあります。

スパは予約が埋まりやすいので、利用したい方はチェックイン後すぐに予約を取るのがおすすめです。

キッズエリアは男湯の入口手前にあり、奥にはおもちゃも用意されていました。

お子さん連れでも楽しめそうです。
お部屋紹介・朝食・宿泊費についてはパート2の記事へ
長くなってしまったので、お部屋・朝食・宿泊費については次の記事でご紹介したいと思います。

「箱根ゆとわ」基本情報
名称:箱根 ゆとわ(HAKONE YUTOWA)
住所:〒250-0408 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-27
電話番号:0460-82-0321
アクセス:
・箱根登山鉄道「強羅駅」から徒歩約5分
・車:小田原厚木道路「箱根口IC」より国道1号経由で約25分
チェックイン/チェックアウト:15:00〜/〜10:00
客室数:72室(ホテル棟・コンドミニアム棟を含む)
駐車場:無料(台数制限あり)
泉質・温泉:自家源泉「二ノ平温泉」、ナトリウム-塩化物泉
主な施設:温泉大浴場、貸切風呂、足湯デッキ「ナカニワ」、ライブラリーラウンジ、ダイニング、コインランドリー
公式サイト:https://www.hakoneyutowa-hotel.jp
