夫と2人、8月のお盆休みにトルコ旅行へ行きました。前半の3泊4日はカッパドキア・ギョレメに滞在!
今回は GetYourGuide経由で「Discovery Balloons(ディスカバリーバルーン)」というツアー会社を予約して、気球ツアーに参加しました。
この記事を読めば、予約から当日の流れまでわかるようにまとめました。
ちなみに、滞在中は毎朝、空を彩る気球を眺めることができました!ルートや光の加減で全く違う景色になるので、1日たりとも同じ光景はありません。
それぞれの体験を別記事にまとめたので、ぜひ合わせてチェックしてください👇️
ギョレメ屈指のフォトスポット高台!👉️ラヴァーズヒル(Aydın Kırağı Seyir Tepesi)360度のパノラマビュー
ギョレメの穴場ビューポイント👉️気球と街並みを低い位置から鑑賞できるスポット

予約方法
予約サイトはGetYourGuideを利用しました。実際に気球に乗ったのは8月10日でしたが、予約をしたのは5月13日。約3ヶ月前ですね。
予約をした5月の時点での価格は GetYourGuide上で「98,436円 → 75,796円」と表示され、差額は22,640円でした。
8月9日にクレジットカードで決済があり、支払金額は合計76,203円(443ユーロ)でした。一人あたりでは、38,101円(221ユーロ)となります。
元の金額は目安かもしれませんが、日々値上がりしていったのは事実。私たちも検討中に価格がじわじわ上がるのを見て慌てて予約したため、最安値ではありませんでした。
現地の方(ツアー会社関係者ではない)からは「この時期なら標準的な金額だね」とのコメント。1人あたり4万円超で予約した場合は、やや高めの購入になっている可能性があります。
現地手配はアリ?
私はとにかく「事前予約!予約!」の予約の鬼タイプなので、正直、現地で予約するという発想がありません(笑)。
言語・移動の手間で旅行時間が削られるためです。
特にハイシーズンは、そもそも枠が埋まってしまっていたり、自分の希望する時間帯やエリアが選べない可能性が高いです。
いくらギョレメが小さな街だとはいえ、限られた日程の中で旅行する立場からすると、慣れない言語で複数のツアー会社をまわり、比較・検討に時間を費やすのは効率が悪すぎます。
その時間があれば、街をのんびり歩いて現地の空気を感じたり、カフェに立ち寄ったりする方が、ずっと充実した時間の使い方だと思います。(あくまで個人的な見解です!)
ピックアップはいつ確定?
前日の昼頃、Discovery Balloons から WhatsApp で最初の連絡が届きます。
内容は「ピックアップ時刻をお知らせする次の連絡が何時頃になるか」の案内でした。(※海外旅行では WhatsApp をダウンロードしておくと便利ですよ!)
私たちの場合、17:00頃に2回目の連絡が届き、実際のピックアップ時間が確定しました。
以下がその時の内容です。

明日の朝、4:00 AM に MAJESTIC CAVE HOTEL からお迎えにあがります。
円滑で時間通りのサービスを確保するため、送迎予定時刻の少なくとも5分前には宿泊先で待機いただけますようご協力をお願いいたします。これは、シャトルバスが長時間停車して交通を妨げることが許されていないため、特に混雑したエリアでは必要な措置です。
なお、指定のピックアップ時間にご不在の場合、車は他のホテルへ向かう必要があり、再度のピックアップはできません。すべてのお客様は時間通りにご準備をお願いいたします。ピックアップは1回限りとなります。
素晴らしいフライト体験となりますようお祈りいたします。
Discovery Balloons
宿泊したホテルについては下記の記事でまとめていますので、ぜひ合わせてご確認ください。
こちら👉️洞窟ホテル|Majestic Cave House 宿泊記パート1(アクセス・客室・Wi-Fi・洗濯)
こちら👉️洞窟ホテル|Majestic Cave House 宿泊記パート2(共用部・朝食・スタッフ対応・宿泊費)
Discovery Balloonsのオフィス
当日はピックアップ時間の10分前にはホテル前で待機。バスはほぼ時間ぴったりに到着しました。
車内では、その日のパイロット名が印字されたパンフレットを受け取ります。このパンフレットは再び同じバスに乗車する際の目印になるので、なくさないように注意しましょう。


ちなみに「イブラヒム」という名前はトルコではとても一般的だそうで(『オスマン帝国外伝』を見ている方ならテンションが上がるかもしれませんね!笑)。
同じ名前のパイロットが複数いる場合には区別の仕方について説明があるので、しっかり耳を傾けておきましょう。(実際に当日は、イブラヒムさんというパイロットが2名いました!)

一度、Discovery Balloonsのオフィスに立ち寄り、時間調整のためしばらく待機します。
翌日以降に街歩きをして気づいたのですが、ホテルから歩けるくらいの距離にあり、わざわざ送迎を待たなくても行けそうな場所でした(笑)。

私たちは一番乗りで到着したので席を自由に選べましたが、後から来た方は空席がなく座れないこともあったようです。
待機中に配られたパンフレットの注意事項はこのタイミングで確認しておくのがおすすめ。再出発後は暗くて読みづらくなります。

オフィスにはクロワッサンやサンドイッチ、フルーツ、コーヒー/紅茶が用意されていました。
私たちは早朝すぎて食欲がなかったことと、トイレの心配もあったため手をつけませんでしたが…。
時間が経つにつれて人がどんどん増えていきます。

ピックアップの順番はホテルの場所やルート次第で変わるので、早めに到着できた人はラッキーですね。
私たちは朝食は取らなかったものの、ペットボトルの水だけいただきました。

ちなみに、この水が置かれているあたりの奥にトイレがあります。トイレは男女別で各1室なので、混む前に済ませておくと安心です。
車で移動・気球の出発地点
しばらく待機した後、スタッフの声がかかり、最初に乗ってきたバスに再び乗り込みます。
このとき、初めに配られたパンフレットに記載されているパイロット名を確認されることがあるので、すぐに取り出せるようにしておきましょう。

車内の写真はスマホで撮影したためあまり綺麗ではありませんが、空港から利用したバスと同じ車種だったかもしれません。ギョレメの街では同じタイプの送迎バスをよく見かけました。

やがて気球の出発場所に到着。もちろん当時は外が真っ暗で、どこを走っているのかまったく分かりませんでした。
後から写真の位置情報を確認したところ、下記の場所が気球の出発地点だったようです。数多くの気球が並んでいたので、会社ごとにエリアが決まっているのかもしれませんね。
出発地点に到着してから
出発地点に着くと、すぐにバスを降りて、自分たちが乗る気球の近くへ誘導されます。
真っ暗な中で頼りになるのは、気球を膨らませる炎の灯りだけ。

その光景は幻想的で、写真でも雰囲気は伝わりますが、音や熱気、独特の匂いなどは現地でしか体感できない興奮でした。
やがて空が白み始めると、想像以上に多くの気球が密集していることに驚かされます。

そして何より、その大きさに圧倒されました。膨らんでいく様子は、まるで生き物のようにダイナミック。
気球が立ち上がると、乗客は次々とカゴへ乗り込みます。側面に足をかけられる穴があり、そこからよじ登るようにして入ります。

カゴは8ブロックに仕切られており、1ブロックあたり3〜4名ほどが入れる広さです。
おすすめは「最初」か「最後」に乗り込むこと。カゴの中央よりも角の位置のほうが、視界を遮るものが少なく、景色をより綺麗に楽しめます。
いざ!気球に乗って上昇
カッパドキアの大地が朝日を背に、少しずつ本格的に明るくなり始める頃、次々と気球が飛び立っていきます。
まだ薄暗さの残るタイミングでは、気球を膨らませる炎の灯りがまるで命を吹き込んでいるようで、とても幻想的でした。

正直、乗る前は「すごく揺れたらどうしよう?」「急に降下したら?」と不安がいっぱいでしたが、予想外に安定感のある乗り心地。
フライトは約1時間。予想外に安定した乗り心地で、不思議と恐怖心はわかなかったです。本当にあっという間で、ずっと感動しっぱなしでした。

高度 2,000 フィート (600 メートル) まで上昇します。(※当日の気象条件により前後)
朝焼けに染まり始めた空は息をのむ美しさで、その日、その瞬間にしか出会えない特別な光景を、最高の天気に恵まれて見ることができました。

飛行機とはまた違う、空をゆったりと遊泳するためのこの乗り物は、人の心をいつまでもときめかせてくれるのだと思います。

途中、地上では乗馬ツアーの一行を見かけました。もう1日滞在できていれば、ぜひ参加してみたかったです。

カッパドキアならではの奇岩群と大地が織りなす唯一無二の景色。
この記事を書くにあたり、どの写真を選ぶべきか本当に悩んでしまいました。写真や映像では到底伝えきれない迫力があったからです。
無事に着陸
私たちが気球に乗った日は、ローズバレー周辺をメインに飛行しており、街中までは行かないルートでした。
このあたりは別記事で詳しく書く予定ですが、滞在した3日間はいずれも飛行ルートが異なっていたように思います。

下記の写真の奥に複数の車が写っていますが、これは各社の気球を載せるためのトラック。気球を追いかけて猛スピードで爆走していて、迫力がありました(笑)。

着陸は2回試みられ、最初のポイントはブドウ畑に近すぎて断念。2回目の場所で無事に着陸しました。

上部中央の開口から空気がゆっくり抜け、バルーンがしぼんでいく様子は不思議な余韻があります。

最終的な着陸地点は下記の場所でした。残りの2日間を見ていると、天候や風向きによって着陸ポイントもその都度変わっているように感じました。
ドリンクとケーキが振る舞われる
着陸後はジュースやシャンパンなどが振る舞われ、中央には手作りのケーキが用意されていました。お腹に余裕のある方はぜひ味わってみてください。

早朝だったせいか、ジュースを選ぶ人が多かったようです。私もノンアルコールで乾杯しました。(この時点でまだ朝の6時半くらい)

写真の奥に写っているのがパイロットのイブラヒムさん。ダンディ!
手前にいるのは恐らくアシスタントさんで、360度カメラで撮影を担当していました。撮影した映像や写真は後から購入できるとのことで、タブレットでプレビューも見せてくれます。

実は私も「欲しい!」と思っていたのに、後から連絡するのをすっかり忘れてしまい、結局購入できず…。
値段はもう思い出せないのですが、とても良い写真だったので、多少値が張っても購入しておくのがおすすめです!
後日談ですが、WhatsAppで問い合わせしたところ「オフィスに来てください」との回答が。残念ながら、英語のやりとりをうまく汲み取れず、現地受け取りのみの案内を理解できていませんでした。
ペイパルや国際送金の手段も受け付けていないとのことで、まさに現地でしか得られない思い出でした。トホホ。
飛行証明書と終了時間について
最後に、名前入りの飛行証明書をいただきました。厚紙でしっかりと作られていて、高級感があります。

正直「もらってもどうなんだろう?」と思っていたのですが、いざ手にしてみると何だかんだでとても嬉しいもの。帰国後に部屋の見える場所に飾っておけば、あの素晴らしい景色をいつでも思い出せそうです。
なお、この時点で6時40分頃。各ホテルへの到着は7時〜7時半になるのではないでしょうか。
ギョレメ以外の地域は分かりませんが、ギョレメのホテルは朝食時間を8時半からに設定しているところが多い印象でした。気球や乗馬ツアーなど、朝のアクティビティを終えた後に合わせているのかもしれません。
服装について(8月10日時点)
日中は30度近くまで気温が上がるギョレメ(カッパドキア)ですが、朝晩の寒暖差は驚くほど大きかったです。
ただ、私は夏の旅行ということを考慮して、ライトダウンなど定番の冬仕様の服は持っていきませんでした。
上空まで上がる気球ツアーはしっかり寒さを感じます。
Tシャツの上に、かなり薄手のパーカー(ポケッタブルタイプ)を2枚、綿素材の羽織りものを合わせて、合計4枚重ね着しました。実際、厚手の長袖であれば1枚羽織るだけでも十分かもしれません。
確実に気温は20度以下になりますが、冬用の防寒具までは必要ない印象です。むしろ暑くなってきたら脱ぎ着できるよう、重ね着スタイルがベストだと思います。
気球ツアー催行会社を選ぶ際の注意点
カッパドキアの気球ツアーを選ぶときは、安全性・口コミ・フライト時間・料金に含まれる内容 の4点を重視しました。
相場は年間を通して €150〜€300程度。私たちが訪れた8月(ベストシーズン)は €250〜€300前後 が多かったです。
私は口コミ数が多く比較しやすい GetYourGuide経由でDiscovery Balloons を予約。送迎や返金対応も明確で安心でした。
✅チェックしておきたいポイント
- 安全性と認可:トルコ民間航空局(DGCA)の認可がある会社を選ぶ
- 所要時間:スタンダード約60分/デラックス約90分
👉️60分でも十分満足。1時間以上はトイレが心配。 - カゴの規模:大人数(20名〜)でも特に問題なし。
👉️費用を上げて少人数にする必要があまり感じられなかった。 - 開始時間:夜明け前の早朝フライトが断然おすすめ
👉️値段だけの問題なら、ちょっと頑張って一番早い便に乗った方が良い! - 飛行ルート:ギョレメ発着の方が気球数が多く、迫力のある景色を楽しめる。
👉️今後カッパドキアに何度もくる訳じゃなければ、最高の景色を見れる可能性が高い選択を! - キャンセル対応:天候中止時の返金・振替保証を事前確認

Balloon Fest Cappadociaについて
私たちが訪れたのは、ちょうどBalloon Fest Cappadocia(公式サイト/Instagram)が開催されている時期でした。
前の2日間は残念ながら気球が飛ばなかったそうですが、私たちの滞在中は毎朝フライトが実施されました。
まさに「ベストシーズン」に当たり、運良く気球が飛び立つ瞬間を見られたことに本当に幸運でした。
実は…事前に公式Instagramを見て「絶対に行こう!」と楽しみにしていたのに、連日の疲れが出てしまい、残念ながら会場までは足を運べませんでした。寄る年波には勝てませんね(笑)。
とはいえ、特徴的な形の気球は遠くからでもしっかり見ることができました! 普段は見られないデザインのバルーンが空に浮かぶ光景は、特別感がありました。
フェス会場の詳細については、長くなりそうなので別の記事で改めてまとめたいと思います。
まとめ:不安も吹き飛ぶ、感動だらけの気球フライト
カッパドキアのハイライトは、やはりこの気球ツアーです。正直、多くの人がこの体験のために飛行機を乗り継ぎ、遠くからやって来ているのだと思います。
月並みな言い方にはなりますが、「人生で一度は経験してみたかった」気球に乗るという夢の一つを叶えることができました。
いつかどこかで皆さんとお話しする機会があれば、この気球フライトの感動を共有できたら嬉しいです!
予約はGetYourGuideで「Cappadocia Discovery Balloons」もしくは「カッパドキア:日の出のギョレメ熱気球飛行」と検索してみてくださいね!

ギョレメの街にあるビュースポットについては、下記の記事をご参照ください👇️
ギョレメ屈指のフォトスポット高台!👉️ラヴァーズヒル(Aydın Kırağı Seyir Tepesi)360度のパノラマビュー
ギョレメの穴場ビューポイント👉️気球と街並みを低い位置から鑑賞できるスポット

👇️気球を見た後に行ける!朝から空いているカフェ
朝ごはんが食べられるカフェ👉️「İstanbul Börekçisi Göreme」カッパドキア観光の合間にサッと休憩できるカフェ ※私たちはカフェ利用のみ🙏
ギョレメの中心にある便利な立地の24時間営業カフェ👉️「Coffee Art」24時間営業&清潔な店内で楽しむ絶景テラス
外国らしい高級感のある映えカフェ👉️「Hopper Coffee House」高級感あふれる店内&移動前や街歩きの休憩に最適なカフェ
Instagramにショート動画
Instagramにショート動画を載せているので、よろしければご覧になってください👇️
「Discovery Balloons」基本情報
Discovery Balloons(予約先:GetYourGuide)
住所:Göreme, Cappadocia, Turkey(オフィスはギョレメ中心部)
電話番号:+90 384 271 33 33(公式サイト記載)
営業時間:フライトは主に早朝(サンライズ)、デスク対応は日中
支払い方法:クレジットカード利用可(オンライン事前決済対応)
特徴・設備:ホテル送迎あり/軽食・飲み物付き/保険加入済/シャンパントースト/飛行証明書発行
公式サイト:https://www.discoveryballoons.com/
Instagram:https://www.instagram.com/discoveryballoons/
