ゴールデンウィークに、夫とふたりで5泊6日のフィリピン・セブ旅行へ行ってきました。
ゆったりと流れる南国の空気に癒されながらも、ついついセカセカと観光してしまう私たち(笑)。そんな旅の思い出を、何回かに分けて綴っています。
今回は、セブ市内観光の定番スポット「マゼランの十字架」へ。
ちょうど日曜のミサの時間と重なっていて、観光客だけでなく地元の方々も多く訪れ、大賑わい。歴史の重みと信仰のあたたかさが、今もこの場所にしっかりと根づいていることを感じました。
この記事では、実際に訪れた様子とあわせて、営業時間・入場料・所要時間、マゼランの十字架の歴史や意味、サントニーニョ教会との位置関係をご紹介します。
マゼランクロスの基本情報|営業時間・入場料・所要時間
Magellan’s Cross(マゼランの十字架)
所在地:P. Burgos St, Cebu City, 6000 Cebu, Philippines
営業時間:8:00〜18:00
入場料:無料(寄付は任意)
所要時間:10〜30分程度
予約:不要
※マゼランクロスは、サントニーニョ教会のすぐ隣にあります。
※宗教行事や祝祭日などにより、営業時間の変更や一部エリアへの入場が制限される場合があります。
マゼランクロスを実際に見学|街中にある小さな八角堂
セブ島の観光名所としてよく名前の挙がる「マゼランの十字架」。
実際に行ってみると、想像以上に街の雑踏の中にあり、油断していると見逃してしまいそう。

売店や屋台に囲まれているわけでもなく、観光地らしく作り込まれた感じもありません。
本当にただ、街の中に自然にそこにあるような、ごく普通ともいえる雰囲気が逆に心地よい場所でした。

多くの人が十字架そのものや天井画に注目しますが、ふと見上げると、八角堂の屋根の上に立つクロスが目に入ります。空を背景に立つ姿も印象的でした。
マゼランの十字架とは?1521年の歴史と意味
この場所に十字架が立てられたと伝えられているのは1521年。
ポルトガル人の航海者フェルディナンド・マゼラン率いるスペイン艦隊がセブに到達し、フマボン王らがキリスト教の洗礼を受けた時期に、キリスト教布教の象徴として十字架が建てられたとされています。
八角堂と天井画|現在の十字架は本物?
現在の八角堂は、十字架を保護するため1834年に建てられたとされています。

現在見られる十字架については、1521年に立てられた木製の十字架を保護するため、その外側を別の木で覆ったものと伝えられています。
一方で、内部に当時の十字架が残っているかについては諸説があります。
八角堂のドーム型の天井を見上げると、フマボン王らの洗礼や十字架建立の場面を描いた天井画が目に入ります。

マゼランと司祭、そして洗礼を受ける現地の人々…。500年前の出来事が、色彩豊かな絵を通じてぐっと身近に感じられる瞬間でした。
私は、この天井画が特に印象に残りました。描かれた人々の表情や視線の先まで細かく表現されていて、しばらく見入ってしまいました。
観光地でありながら、今も祈りの場

観光名所でありながら、ここは今も“祈りの場”。私が訪れたときも、十字架の前で静かに手を合わせている人がいました。
スタッフの方がろうそくを販売していたり、小さな紙に願いを書いていた若者の姿も。派手さはないけれど、信仰が息づく場所だと肌で感じました。
マゼランクロス周辺で見かけた記念碑
十字架の見学を終え、ふと通りに目をやると、地球儀を載せた記念碑がありました。
これは、マゼラン=エルカノ遠征による最初の世界一周500周年を記念する歴史標識の一つで、2021年4月7日にプラザ・スグボで除幕されました。上部の地球儀は、同遠征による世界一周を象徴したものです。

正面とは別の面には、セブでの遠征隊の出来事を表したレリーフが施されています。帆船や人々の姿が細かく描かれていて、しばらく足を止めて眺めました。
マゼランクロスとサントニーニョ教会は隣同士
マゼランクロスは、サントニーニョ教会のすぐ隣にあります。2か所をあわせて見学しやすい位置関係です。
私たちはマゼランクロスとサントニーニョ教会を見学したあと、Every Day Coffee and Teaというカフェで休憩してからサンペドロ要塞まで徒歩で移動しました。
マゼランクロス、サントニーニョ教会、サンペドロ要塞は、歴史スポットをまとめて見たい方なら同じ日に回りやすい距離にあります。
マゼランクロスに行く価値はある?実際に訪れた感想
派手な観光地を期待して行くと、少し肩透かしを食らうかもしれません。
ただ、この十字架がどんな意味を持っているのかを少しでも知ってから訪れると、見え方も、感じ方も変わってくる気がします。
実際に訪れてみると、思っていたよりずっとこぢんまりとした場所でした。
その分、ローカルの人たちの暮らしのすぐそばにあって、長い年月をかけて大切に守られてきたんだろうな…と、しみじみ感じました。
ちょうど日曜日で、ミサに来ていた地元の方々の祈りの姿にも触れられたのが、より印象的だったのかもしれません。
帰国後に、マゼランクロスの歴史や天井画について改めて調べて、「あの時、ちゃんと意味を知っていれば…」と少しだけ後悔も。
マゼランクロス自体は短時間で見学でき、サントニーニョ教会とあわせて自力でも立ち寄りやすい場所です。
一方で、歴史の説明を聞きながらサンペドロ要塞などもまとめて巡りたい方は、セブ市内観光ツアーを選ぶのも一つの方法だと思います。
日本語ガイドの説明を聞きながら主要スポットを効率よく回りたい方には、半日・1日から選べる通常の市内観光ツアーが向いています。
ほかの参加者を気にせず回り、観光後も貸切車で自由に行動したい方には、貸切ツアーが向いています。
