我が家は、夫・義母・私の3人暮らし。外で働いているのは私だけで、夫は在宅勤務、義母は無職。
私は朝9時過ぎに家を出て、19時ごろ帰宅するのが基本で、繁忙期には23時を回ることもあります。この生活スタイルは結婚前から続いており、夫も義母も特に違和感はない様子です。
そんな中で、「家事分担ってどうしてるの?」と聞かれることが増えてきました。
家族3人、それぞれのライフスタイルが違うからこそ、家事の分担にも試行錯誤がありました。
今回は、同居初期の葛藤と、今の心境について綴ってみたいと思います。
現在の家事分担は”ゆるく決まっている”
家事の大まかな分担は決まっていますが、細かいところは「できる人が、気づいたときに、気が向いたらやる」というスタイル。
決してピカピカに整った家ではありませんが、かといって散らかり放題でもなく、適度に生活感のある空間です(笑)。
前提として、朝食・昼食は各自で済ませることが多く、夕食だけは自宅で3人揃って食べるのが日常となっています。
ルールを厳密に決めているわけではありませんが、それぞれが自然と役割を担いながら、ゆるやかにバランスを保っている状態です。
夫の役割
夕食の調理、ゴミ出し、掃除、片付けなど。
家にいる時間が長いため、「できることはやる」というスタンスで家事をこなしてくれています。
義母の役割
リビングや廊下の掃除、洗濯(義母と夫の分)、猫の世話。日々のルーティンを乱されるのが苦手なタイプです。
炊飯はするけれど、料理は基本的にしません。(ちなみに、自室の掃除だけはなぜか苦手なようです…ちょっと不思議です)
私の役割
自分の洗濯、水回り(お風呂・洗面台など)の掃除を中心に、休日には夕食を作ることもあります。
同居当初はストレスも多かった
義母との同居が始まったのは、結婚してまだ2年も経たない頃。
「これからちゃんと家庭を築いていこう」と気を張っていた時期だったこともあり、突然の同居には少なからずプレッシャーがありました。
特に家事に関しては、やり方の違いに戸惑い、ストレスを感じることも。
お互いに「気になるポイント」が違うので、小さなことでイライラする場面もたびたびありました。
「こっちのやり方に合わせてくれたらいいのに」と思うこともありましたが、圧倒的に家にいる時間が少ない私にとって、それはどうにもならない壁でした。
夫の配慮のなさにもモヤモヤしていましたが…(これについては、また別の機会に)。
👉️子どもの居ない妻×義母との同居。「しんどい」を乗り越える心の整え方
パートさんの一言にハッとした
義母への遠慮、夫の配慮のなさ、そして自分が思い通りに動けないもどかしさ。
同居開始直後は、そんな気持ちがぐるぐると交錯して、正直かなりしんどかったです。
そんなとき、職場のパートさんがふとこう言いました。
「やってもらえるならラッキーじゃん! 私だったら『お願いしま〜す!』って、素直にやってもらっちゃうけどなぁ!」
その一言に、ハッとさせられました。「ラクをすることは悪いことではない」と思えるようになった瞬間でした。
「ちゃんとやらなきゃ」と肩に力が入りすぎていた私は、思い通りにいかない現実ばかりに目を向け、勝手にイライラしていたのかもしれません。
私は外で働いていて、夫と義母は家にいる。だったら、できる人にやってもらったほうがいい。やってもらっている以上、感謝すべきであって、「自分のやり方と違う」と怒るのは違うよな、と。
少し視点を変えてみたことで、ふっと気持ちが軽くなりました。
まとめ:“世間的な正解”より“自分たちの正解”を探す
「結婚しているのに、妻としてどうなの?私がやるべきなのでは?」
そんな“世間的な正しさ”に縛られていた自分がいたと思います。
でも、実際には、外で仕事をしていて、体も気持ちもいっぱいいっぱい。
無理をしてすべてを背負うことが「正解」ではなく、今の自分たちにとって心地いい形を見つけることのほうが、よっぽど大切なんですよね。
今では、「できないことは無理に頑張らない」「甘えられるところは素直に甘える」と割り切れるようになり、だいぶラクになりました。
家族だからこそ、最初はぶつかることもあるけれど、試行錯誤を重ねる中で、自然と“我が家のかたち”ができてくる。
今の“ゆるい家事分担”は、そんな時間の積み重ねの中で育まれてきた、私たちなりのちょうどいい着地点なのだと思います。
👉️“子なし”も“DINKs”も、しっくり来ない。だから私は“オトナ夫婦”と名乗ることにした。