皆さんは、ご主人とゆっくりと話をする時間はありますか?
我が家の場合は、夫が在宅ワークで私が会社へ行く生活。朝、私が家を出る頃にやっと夫は起きてくることが多い。
休みの曜日も合わない。
夜、家に帰ってきても夕食は義母と一緒。
夕食後は、テレビを見たりパソコンを触ったり、同じ空間に居ても思い思いに過ごす。
なかなか、夫とゆっくり話す時間を作ることが難しい日々が続いていました。
夫婦の会話が減った理由と、気づかないうちに生まれたすれ違い
日々生活をしていく中で、ありがたいことに、やりたいことにあふれている日々を送っています。
フルタイムで仕事をしていると、帰ってきてからの「自分時間」は限られていますよね。
その中で、夫婦の会話をじっくり持つというのは、さらに難しくなっていました。
ちょっとしたこと、その時思ったことを話す時間はありますが、未来のことや自分の考えをまとめて話す時間は、意識をしなければ作ることが難しいと感じていました。
夫婦の会話を取り戻すきっかけは、何気なく始めたウォーキング
普段、週1~2回ほどジムに行くのですが、そこでおしゃべりをしていると他の方に迷惑がかかります。そのため、時間を決めて、ジム内では各自思い思いに行動をしています。
一緒にジムに行くくらいなので仲は良いと思うのですが、そこでもやはり話をする時間は生まれません。
また、ジムでは筋トレ中心でやっているので、有酸素運動を取り入れたいと思ったタイミングがあり、ただランニングマシーンを黙々と歩いているよりは、外を歩くのもいいのでは?という話になり、一緒にウォーキングをすることにしました。
夫婦で歩くと自然に会話が増える。その心理的効果と距離の変化
ジムとは違って、一緒に歩くと、自然と会話が生まれます。よっぽど大きな声でなければ、誰かに迷惑をかけることもありません。
もちろん、前後から来る人の邪魔にならないように気をつけています。
今後の旅行のこと、家族のこと、いま興味を持っていること、今まで思っていたこと、歩みとともに、会話の流れも自然に移り変わっていきます。
もちろん、1つの話題について、ずっと喋っている時もあります。
気づけば、時間もあっという間。
家の中には気を取られるものが多く、つい別のことに夢中になってしまいますが、「歩く」しか出来ないこの時間は、自然と会話が生まれるようです。
夫婦ウォーキングを無理なく続けるコツと会話を楽しむ工夫
あえて、曜日、家を出発する時間、所要時間などは決めていません。
「行ける時に行く」という事で、ゆるく考えています。
調子が良ければ、1時間以上の時もありますし、30分で終わってしまう日もあります。
ジムに行くには気合が必要なので、「今日はちょっと疲れてるからジムには行きたくないけど、歩くくらいならできるよね」という感じで、妥協点として活用している所もあります。
だいたい食後に『今日(歩きに)行く? 何時に出る?』という感じで始まり、「じゃあ、19:30で!」という感じで、当日時間を決めて出発しています。
もちろん、「今日は疲れているから行かない」もアリだと思います。
また、話す内容がなければ無理に話さなくても良いと思います。話したいことがあれば、自然に会話が発生するものだと思います。
まとめ:夫婦の会話は、歩くスピードでちょうどいい
忙しい毎日の中で、“夫婦の会話時間”を改めて作るのは難しいもの。
でも、一緒に歩くだけなら、私達の場合は意外とハードルが低かったんです。
歩くリズムに合わせて、会話もゆっくりと流れていく。沈黙が続くときも、それはそれで心地いい時間です。
外の空気を感じながら、同じ方向を見て歩くことで、家の中では出てこなかった言葉や思いが、自然とこぼれ落ちる気がします。
無理をせず、「行ける時に歩く」くらいの気持ちで続けていけば、それだけで十分。夫婦の距離も、心のつながりも、少しずつ近づいていく気がします。