“親友がいない”って恥ずかしいこと?心の余白と距離感を守る私の選択

親友がいない不安より、自分に合う距離感を大切にする40代の生き方
雑記
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こんにちは。沖縄出身・関東在住のSannie(@sannie_jp )です。

SNSでは「親友と旅行」「親友と誕生日祝い」といった投稿をよく見かけます。

一方で、働き盛りの40代前後になると、実際にはそう呼べる関係がないと感じる人も少なくないでしょう。

正直に言うと、私には「親友」がいません。それでも困らないのは、距離感を保つことが私の心を守ってくれると知っているからです。

私は誰かにすべてをさらけ出すのが苦手ですし、そもそも「さらけ出す必要はない」と考えています。

もちろん、夫には心を許していますが、すべてをぶつけることはしません。というか、ぶつけ過ぎて良くない結果になってしまった経験を繰り返して今があります。

お互いに気持ちよく暮らしていくためには、「親しき仲にも礼儀あり」なのかなとも、今はそんなことを思っています。

そんな思考に至った今までの経緯、自分の頭の中を整理していきたいと思います。

「親友が居ない」と悩んでいる、特に結婚している女性。そんな誰かのヒントになれば幸いです。

人間関係が世界のすべてだった10代のあの頃

この頃は、「友達は多ければ多いほどいい」と信じていました。

学校での人間関係がすべてで、それ以外の世界があるという事を知らなかったせいだと思います。

子ども時代って、どうしても狭い世界の中で生きているから、その中での一喜一憂が、まるで人生のすべてのように感じられるんですよね。

「あの子とあの子は仲がいいらしい」
「◯◯で喧嘩しているそうだ」
「誰と誰が付き合っているらしい」

そんな取るに足らない話題が日常的に飛び交い、正義感から首を突っ込んでは自分が悩む羽目に…。

相手の将来を案じて良かれと思って伝えた言葉が、うまく伝わらず、関係がこじれてしまうこともありました。

ただ、ここでも私は意外と割り切りが早かったのか、「言っても分からない相手とは関わらない」という選択肢を自然にとっていた気がします。

相手からすれば、不本意なことを言われたうえに、交流も急になくなってしまって、
「嫌なやつ」と思われていたかもしれません。

でも、今となってはそれでよかったと思っています。10年ほど経った頃、あのとき私の言葉を信じなかった友人のひとりが「ごめんね」と謝ってくれたこともありました。

振り返ると、10代の悩みの多くは、まさに「人間関係」だったなと感じます。

20代、人間関係で学んだ距離感

学校を卒業し、働き始めて一人暮らしをしていると、どうしても休日に予定がないことに「寂しさ」を感じるようになりました。

学生時代に比べて人間関係は整理され、よく会う人も限られてきます。

20代前半、人間関係で苦しんだ日々

でも、新しい出会いも欲しくて、誰かの誘いに気軽に乗ったり、気ままに飲みに出かけたり。それなりに楽しく、刺激的な日々を過ごしていました。

そんな中、良くない出会いや腐れ縁もできてしまって…。いろいろなトラブルが重なり、精神的にも限界に。

私のことをよく知ってくれている人もいましたが、あまり関係性のなかった人たちは、外面の良い元友人の味方をすることもありました。

精神的に辛くなってしまい、その家を解約して実家に戻ることに。

このとき、「他人の日常に踏み込みすぎること」や「無理して縁を保つこと」の危うさを、痛いほど思い知りました。

この感覚は、上京の経緯を綴った「沖縄で生きるのが辛いあなたへ」にも重なります。

20代後半、人間関係の気づきと新しい扉

その後、一念発起して沖縄から上京。数年が経ちました。

仕事の合間に出会った人たちとの関係から、また新しい友人もできました。

でも、あのときの苦い経験があるからこそ、心のどこかで「深く踏み込むこと」に慎重になっていた自分がいたように思います。

20代後半になり、夫と出会い、結婚を視野に入れるようになった頃。

ふと、「この人間関係って本当に必要なのかな」と我に返る瞬間がありました。

思い切って「直前に気が重くなる誘いには乗らない」と決めたら、驚くほど心が軽くなりました。

そのうえ、時間もお金も減らず、彼(今の夫)と過ごす時間が増えました。

なんて楽しいんだろうと、新しい扉が開いたような感覚でした。

30代、人間関係との向き合い方

30代になる頃には結婚し、仕事と家の往復の日々。

夫とは休みが合わないので、出かけるときは休みを調整する必要があります。

そんなときふと、「気軽に会える友達がいない」という現実に、寂しさを感じることもありました。

でも、「自分が本当に好きなこと」「大切にしたいこと」が明確になっていくにつれ、その感覚は徐々に薄れていきました。

時間も体力も限られていると気づいたからこそ、何にエネルギーを使うのかを意識するようになったのだと思います。

子どもがいない分、時間やお金に少し余裕ができて、地元に帰る機会も増えました。そのため、久しぶりに会った友人たちとの再会が、心地よさを思い出させてくれました。

昔は嫌で飛び出した地元。今では、縁を繋いでくれている友人たちに、心から感謝しています。

今後、そして40代をどう生きていくか

誰しも若い頃は、孤独に耐えきれず、寂しさを埋めるために無理をしてしまうものだと思います。私自身もそうでした。

けれど今は、人間関係において「数」や「深さ」ではなく、自分らしくいられるかどうかを何より大切にしたいと感じています。

40代は、無理に誰かと縁を持とうとせず、自然の流れに任せていく。そんな生き方をしていきたい。

人間関係は、付かず離れずくらいがちょうどいい。

そして、自分が自分でいられる関係こそが、心を穏やかにしてくれると信じています。

ご縁は、必要なときに自然と訪れるもの。そう思えるようになった今、40代は肩の力を抜いて歩いていきたいと思います。

まとめ:心の余白を守ることが、私の豊かさ

あなたも、無理に人間関係を続けて疲れてしまったり、「親友がいない」ことに不安を覚えたことはありませんか?

私自身、無理して縁を保つことの危うさを痛感してきました。この視点については「DINKs夫婦×義母との同居」でも触れています。

良い意味で、他人はあなたにそこまで関心を寄せていません。私も同じです。

自分の半径3メートルの人が幸せなら、自分も幸せ。それ以上は望まず、その感覚で気楽に生きていければいい。

無理に親友を作らなくても、自分に合う距離感を大切にすることが、豊かさにつながるのではないでしょうか。

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