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【アンガーマネジメントのやり方】共働きで働く私が意識している怒りを抑える思考のスイッチ

社会と心のはざまで

こんにちは。沖縄出身・関東在住のSannie(サニー)です。X(旧Twitter)Instagramのフォローもよろしくお願いします。

共働きで毎日忙しい中、理不尽な出来事や思い通りにいかない場面にイライラしてしまう。

そんな自分を少し変えたいと思ったことはありませんか?

私も、接客業で理不尽なクレームに遭い、つい感情的になってしまうことがありました。

けれど、アンガーマネジメントのやりかたを学び、「怒りをコントロールする力」は誰でも身につけられると気づいたのです。

怒りを抑えることは我慢ではなく、自分の心を穏やかに保つための“技術”です。

この記事では、短気な私が実践している現実的で続けられるアンガーマネジメントの方法を紹介します。

読後には、どんな相手に出会っても心を乱されずにいられる「余裕のある自分」に出会えるはずです。

ちなみに、夫や家族に対してはまた別のスタンスなので、今回はあくまで仕事中や出先で予期せぬ事が怒ったときの話となります。

怒りをコントロールできない理由|短気な自分を責めないで

「なんであんなことでイライラしたんだろう」と、自分を責めた経験はありませんか?

怒りは“悪い感情”ではなく、心の中にある不安や疲れが形を変えて出てくる自然な反応です。

私も以前は、接客中に心ない言葉を受けるたび「大人げない」と自分を責めていました。

けれど、アンガーマネジメントを学んでからは「怒り=心のサイン」だと受け止められるように。怒りは我慢するものではなく、“理解するもの”です。

短気な性格だからこそ、他人の言動に敏感で、正義感も強い。

それは決して欠点ではなく、人間としての“反応力”なのです。

怒りを否定するのではなく、まず「そう感じた自分」を認めること。

そこから、アンガーマネジメントの一歩が始まります。

アンガーマネジメントの基本|怒りのピークは6秒で過ぎる?

怒りの感情にはピークがあります。心理学的に言えば、それは6秒ほど。

この「6秒ルール」は、アンガーマネジメント協会などでも推奨されている考え方で、怒りを理性で制御するための“心理的クールダウン”として知られています。

けれど実際のところ、頭に血が上っている瞬間に「6秒を数える」なんて、現実的には難しいものです。

私もそんな余裕はありません。だからこそ、自分の中で“怒りのスイッチを切り替える言葉”を決めておくようにしています。

私の場合は、心の中で「この人は私の人生には関係ない」と唱えること。
それだけで、感情を少し客観的に見られるようになり、冷静さを取り戻せます。

怒りの感情は、放っておくと“燃料”を与えてしまうほど大きくなるもの。

けれど、「この人は私のこの先の人生に何の影響も与えない」と意識するだけで、余計なエネルギーを使わずに済むようになります。

アンガーマネジメントのコツは、6秒を数えることではなく、自分の中で思考を切り替える“合図”を決めておくことなのかもしれません。

「この人は可哀想な人だ」と思うだけで変わる怒りの鎮め方

それでも怒りが静まらない相手に出会ったとき、私は心の中でこうつぶやきます。

「この人は可哀想な人だな」と。

例えば、横柄な態度を取るお客様。

きっと誰からも注意されず、間違いを正されないまま生きてきたのだろうと想像します。そう思うと、不思議と怒りが静まるのです。

これは上から目線ではなく、「相手の未熟さを理解して距離を取る」ということ。

怒りを“相手に向ける”のではなく、“理解に変える”だけで心が落ち着きます。

怒るエネルギーをあえての「哀れみ」や「理解」に変えること。それが、私の怒りを鎮めるいちばん穏やかな方法です。

非常識な人に心を乱されないためのマインドリセット術

世の中には、どうしても非常識な人がいます。

でも、そんな人のために自分の心を乱すのは、正直もったいない。

私は、「この人は自分とは違う世界の人」と心の中で線を引きます。

そして、「同じレベルで反応しない」と自分に言い聞かせます。

怒りに飲み込まれる代わりに、一歩引いて眺める。それだけで感情の波が穏やかになり、冷静さを保てます。

非常識な人にイラッとしたら、「私はこの人とは違う土俵に立っている」と思い出してください。

“感情を奪われない”ことが、最強のアンガーマネジメントです。

たまには誰かに愚痴ってもいい|怒りをため込まないコツ

我慢ばかりしていると、怒りは静かに心の底に積もっていきます。

ときには信頼できる人に愚痴をこぼすことも、立派なアンガーマネジメント。

私は夫や友人に「今日はちょっと疲れた」と正直に話すようにしています。

大切なのは、相手を責めず“事実だけを共有すること”。

言葉に出すだけで、感情が整理されていくのを感じます。

怒りをため込むより、少しずつ外に流す。それは“弱さ”ではなく、“自分を守る力”です。

私が実践で役立ったアンガーマネジメント本

私が最初に手に取ったのは、安藤俊介さんの『アンガーマネジメント入門 (朝日文庫)』という本でした。

「怒らない」ではなく「怒りをコントロールする」という考え方が、まさに目から鱗。

ほかにも、心理学ベースで書かれた書籍やオンライン講座など、気軽に学べる方法はたくさんあります。

漫画で読めるものも分かりやすいです。

疲れた日に読んでもスッと入ってくる内容なので、通勤中のリセット時間にもおすすめです。

私自身、これらの本を参考にしながら、日常の接客や人間関係の中で少しずつ実践を続けています。

もちろん、私の意見と相容れない箇所もありますが、一冊の本からでも、毎日の心が少し軽くなるヒントがきっと見つかります。

まとめ:怒りを抑えることは、心を守ること

怒りをゼロにする必要はありません。

ただ、「怒りに支配されない自分」でいること。それが本当のアンガーマネジメントです。

怒りに振り回されない日々は、時間も心も自由にします。

他人の言動で気分を乱されるより、自分の穏やかさを優先して生きる。それが、大人の余裕であり、静かな強さです。

今日も穏やかに、自分のペースで生きていきましょう。怒りを手放した先には、心がふっと軽くなるような、優しい日常が待っています。

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