「子どもの頃に戻りたい」と聞くことがありますが、私は子どもの頃より今の方が楽しいと感じています。
もちろん、仕事や家事、お金のことなど、大人になったからこその大変さもあります。
それでも今の方が、自分で使うお金を決められて、付き合う人との距離も選べて、どこで何をして過ごすかも自分で決められる。
振り返ると、私が「大人になってからの方が楽しい」と感じる理由は、派手なことが増えたからではなく、自分で選べることが増えたからなのだと思います。
子どもの頃より今の方が楽しいと思う理由
大人になると、自分で選べることが増える
少なくとも子どもの頃と比べると、どんな仕事を選ぶか、どこに住むか、どんな人と付き合うか、自分で決められる範囲はずいぶん広がりました。
私自身、「どこで暮らすか」を変えたことも、その後の人生にかなり大きな影響がありました。
「大人って大変」だけでなく、「大人って意外と楽しい」と思えるのは、自分で決められることが増えたからだと感じています。
もちろん、仕事のストレスや人間関係の悩みがゼロになるわけではありません。
ただ、悩んだときに環境を変えたり、働き方を調整したり、休みを取ったりと、自分で手を打てる選択肢があるのは大人ならでは。
自分の人生を自分で選んでいるという感覚が、「今の方が楽しい」と思える理由のひとつなのだと思います。
地元を離れたことで感じた変化については、下記の記事でも書いています。👇️
お金の使い方を自分で決められる
私の場合、学生の頃は時間はあるけれど、お金がないという感覚でした。
働き始めてからは、学生の頃より使えるお金が増えた一方で、自由に使える時間は少なくなりました。
よく聞く話ではありますが、そのバランスの取り方こそが“大人の楽しみ方”の鍵だと感じています。
働き始めてからは、旅行に行くにも、いいホテルに泊まるにも、ちょっと背伸びしたレストランに行くにも、「自分のお金で経験を買う」という感覚が生まれました。
一方で、カプセルホテルに泊まってみたり、地元の人で賑わう安くてうまい店に入ってみたり。
高いものを選ぶことだけが大人の楽しさではなく、そのときの気分や予算に合わせて、自分で選択肢を広げられるのも楽しいところです。
10代や20代の頃より今のほうが、行ってみたい場所や体験したいことに、現実的な手段で手を伸ばせるようになっています。
それはやはり、大人になったからこそ味わえる楽しさです。
大人になってから増えた楽しみの中でも、私にとって特に大きいのが旅行です。
夫婦旅やひとり旅、実際に泊まったホテルなどは、旅行記にまとめています。👇️
👉️ 旅行記を読む
自分の予定を自分で組める
ただ、時間は有限。
仕事や家事をこなしながら、年に数回の帰省や、国内外の旅行の予定をどう組むか。
特に、基本的には休みが合わない私たち夫婦は、カレンダーと有休の残数を眺めながら、計画を立てる時間そのものが、もう一つの楽しみになっています。
「お金」と「時間」、どちらか一方ではなく、そのバランスを自分なりに調整していくプロセスも、大人ならではの楽しみ方なのかもしれません。
付き合う人や環境も、自分で選びやすくなった
どんな人と付き合うかについても、子どもの頃より自分で決められる範囲が広がりました。
学校や部活など、決められた環境の中で過ごす時間が長かった頃とは違い、大人になった今は、自分に合わない場所から少し距離を取ることもできます。
すべてを自由に選べるわけではありませんが、「合わなければ別の道を探してもいい」と思えるだけでも、気持ちはずいぶん違います。
「大人はつまらない」と思っていた子どもの頃
私の地元は田舎で、10代や学生の頃は、家と学校と部活、限られた「枠」の中で生きていたため、環境を選べる余地はそれほど多くありませんでした。
当時の私は、身の回りにいる大人の「その時の姿」だけを見て、大人になったら「制限が増えて窮屈になるのではないか」と思っていました。
だからこそ、「今しかできないことをやる!」と焦ってしまい、髪を染めてみたり、ピアスを開けてみたり、下手なメイクをしてみたり、ちょっと悪いことをやってみたり。
今思えばバカだったなと感じますが、「若い今を楽しみたい」ということに必死だった気がします。
今振り返ると、私にとってはむしろ、親の庇護下にいたあの時代のほうが制限が多く、窮屈だったのだと気づきます。
昔の自分を思い出して恥ずかしくなることについては、下記の記事でも書いています。👇️
「昔の自分が恥ずかしい」と悩む大人へ|黒歴史との距離を置く考え方
大人の楽しさは、派手なことじゃなくてもいい
学生の頃は夏休みや春休みが何週間もあったけれど、車がなければ移動できない田舎。
しかも、すぐ近くに住んでいる同級生もほとんどいなかったので、部活にでも行かない限りは、基本的には家で時間を持て余していることが多かったと思います。
今は、仕事や家事、親のことなど、やるべきことに囲まれた毎日。
その中で「限られた時間をどう楽しむか」を考えること自体が、大人ならではの楽しさだと感じています。
例えば、丸1日休みが取れないなら、午前中だけお気に入りのカフェで本を読む時間にする。
遠出が難しい週末なら、電車で30分の温泉や美術館に行って、小さな非日常を味わう。
最近は、遠くまで旅行しなくても、近場の温泉やホテルで少しゆっくりするだけでも十分楽しいと感じるようになりました。
ひとりで過ごす休日も、今では好きな時間のひとつです。
最近は、出かけた先でカメラを持ってゆっくり散歩する時間も、私にとって大事な「大人の遊び」になりました。
子どもの頃のように長い休みがなくても、短い時間の中に楽しみを作ることはできる。
むしろ時間が限られているからこそ、「次の休みは何をしよう」と考える時間まで楽しめるようになった気がします。
ひとりで訪れた温泉やカフェ、旅行先などは、下記にまとめています。👇️
子どもがいてもいなくても“大人の楽しい”は自分で決めていい
大人になればなるほど、「子どもがいるかどうか」でライフスタイルが語られがち。
でも実際は、子どもの有無に関係なく、「自分にとっての楽しい」を自分で定義していいのだと思います。
私には子どもがいませんが、「だからこそ楽しいこと」もあれば、「だからこそ考えること」もあります。
例えば、平日の休みを使ってひとりで温泉に行ったり、夫と予定を合わせて少し贅沢な旅行をしたり。
子どもがいたら難しいかもしれない過ごし方を選べる一方で、「老後はどうしよう」「自分たちの面倒を見てくれる人はいないよね」と不安になる夜も、もちろんあります。
一方で、友人には子育ての合間に短い時間をやりくりして、小さな楽しみを積み重ねている人も多くいます。
どちらが正解・不正解という話ではなく、「自分の条件のなかで、どう楽しく生きるか」を考えられるのが大人。
誰かが決めた“理想の大人像”に合わせるのではなく、「私はこういう大人の楽しみ方が好きだな」と、自分なりの答えをゆっくり見つけていけばいい。
そう思えるようになってから、何かが少し、楽になった気がしています。
子どものいない夫婦として、自分たちの暮らしをどう呼ぶか考えたことは、下記の記事でも書いています。👇️
“子なし”も“DINKs”も、しっくり来ない。だから私は“オトナ夫婦”と名乗ることにした。
40代を前に「今が一番楽しい」を更新していきたい
もうすぐ40代を迎える今、私にとってのテーマは「今が楽しい」を、自分で更新し続けていくこと。
年齢を重ねるたびに、体力や環境の変化はあるけれど、その中でどうやって楽しみを見つけ直すか。
若い頃と同じことができなくなったとしても、その年齢だからこそできる楽しみ方は、きっとまた増えていく。
そんなふうに、年齢を重ねることを必要以上に怖がらず、そのときの自分に合った「楽しい」を見つけていきたいと思っています。
若い頃に思い描いていた自分とは違っても、今の人生にはかなり満足しています。
20代の頃に想像していた自分と、30代後半になった今については、下記の記事でも書いています。👇️
👉️ 何者にもなれなかった30代後半|子どもがいない私が今の人生に満足している理由
まとめ:子どもの頃より、大人になった今の方が楽しい
子どもの頃は、「大人になったらつまらない」とどこかで思っていました。
でも実際に大人になってみると、責任や悩みが増えた一方で、自分で使うお金や時間、付き合う人、過ごし方を選べるようになりました。
私が大人になってからの方が楽しいと感じるのは、派手な楽しみが増えたからではなく、自分で選べることが増えたからなのだと思います。
もちろん、年齢を重ねればできなくなることもあるはず。それでも、そのときの自分に合った楽しみ方を見つけながら、「今が楽しい」と思える時間を少しずつ増やしていきたいです。
この記事が、「子どもの頃より今の方が楽しい」と感じている誰かにとって、自分なりの“大人の楽しさ”を改めて考えるきっかけになればうれしいです。
