アラフォーともなると、それなりに人生経験を積んできました。
これまでの人生を振り返りながら、私が出会った「ヤバい奴」について、大したオチもなく、思いつくままに書いていきたいと思います。
世の中には、こんな人もいるんだな〜とクスッと笑ってもらえたら嬉しいです。
今回は、「家庭菜園で育てているニラに、ビールをかける女」のお話です。
当時、私が一人暮らしをしていた家に、しばらく転がり込んできて彼女と一緒に生活をしていました。
ビールとタバコが欠かせない彼女は、料理をしながらビール、テレビを見ながら、ビールにタバコ。(ちなみに当時の私も喫煙者でした。)
そんな彼女がある日、玄関前の廊下に100円ショップで買ってきた植木鉢を並べ、同じく100円ショップの種をまき、何かを育て始めました。
当時の私は仕事が忙しく、数日ぶりに帰宅することも多かったため、玄関前の植木鉢を見ても特に気に留める余裕はありませんでした。
そんなある日、料理をしながらビールを飲んでいた彼女が、突然ビール片手に玄関の外へ。
「何してたの?」と声をかけると、
「ビールをニラにかけてた」と一言。
……ん?
一瞬、何を言っているのか理解できず、でも何だか怖くなって「そうなんだ〜」とだけ返しました。
当然、ニラは発芽することなく、最終的には管理会社から「廊下は共用部なので私物を置かないでください」と私が注意され、その植木鉢は撤去されることとなりました。
彼女の中では「水分=水」でなく、「液体なら何でもOK」くらいの感覚だったのでしょうか。
水をあげるという常識しか持たなかった私は、「もしかしてビールでも育つの?」と一瞬思ったものの、結局そのまま調べもせず、今に至ります。
彼女は、私の人生の中でもトップレベルにヤバい奴ですが(これとは比にならないエピソード多数)、それを上手く隠して、今も人生を謳歌しているようです。
植物にアルコールを与えていた彼女が、今では子どもを育てているという風の噂が聞こえてきました。その事実に驚きつつも、幸せそうで何よりです。
彼女の幸せを、遠くからそっと願って。
あなたの周りにも、「えっ?」と思うようなヤバい人、いませんか?もしいたら、コッソリ教えてください。