ハイタイ!沖縄出身、川崎市・多摩区在住のサンニ(@san2n_days)です。
本日は沖縄で見ることができる「喜如嘉ターブク(田んぼ)のオクラレルカ畑」について、ご紹介したいと思います。喜如嘉は見慣れない地名だと思いますが、キジョカと読みます。
沖縄といえば、ハイビスカスやブーゲンビリア、デイゴなんかも有名ですよね。オクラレルカとは、全く沖縄っぽくもなければ、南国っぽくもない花です。
私の地元ではいつの頃からか、生花用に出荷するための「オクラレルカ」という花が、田んぼに植えられていることが目立ち始めました。それがいつの間にか、お花見スポットとして有名になっています。
毎年4月に咲くこの花は、学名「アイリス・オクラレルカ」ということで、アヤメ科アイリス属の花だそうです。その他、菖蒲やら何やらにも似ているし、調べれば調べるほど難しいので、ここでは割愛。
私が子供の頃は、このような緑と紫の素敵なコントラストを見ることはありませんでした。これで天気が良ければ、もっと美しい風景です。
子供の頃なのでハッキリとは覚えていませんが、昔は畳を作る為のイ草の田んぼが多く、少しだけお米や田芋を育てている田んぼもあったかな?っという印象です。
確か私が高校生くらいの頃、お花見スポットだということで多くの人が訪れるようになったと記憶しています。
父の友人の娘が直売所でお花の売り子さんをしていたり、妹もアルバイトでお手伝いしたことがあったようです。もう、十数年も前の話ですが。
年々と増えていった見物客の波は、今も続いているようです。しかしながら、コロナ禍のせいか需要が減り、農家さんも厳しいようだという声も聞こえています。
なかなかに美しい風景なので、このまま維持して貰えるといいな~っと密かに思っています。
最近でいうと、NHKの朝ドラ「ちむどんどん」でこの喜如嘉のターブク(田んぼ)の辺りを、航空映像でCG処理したものが流れていました。
地形を見れば「喜如嘉の風景だ」っということが、わかる人にはすぐに分かりましたね。何だか少し、嬉しい気分に。
余談ですが、小学校の頃に授業内でのクラブ活動で「やんばるクラブ」なるものがあり、自然に触れるような様々な経験をする中、その一環として喜如嘉のターブクに訪れる野鳥観察をする機会がありました。
今思えば貴重な体験が出来ましたし、今でもここで見かける鳥の名前を覚えていたりします。
そんな母校も既に廃校となっており、建物はそのまま残っているのですが、その跡地を利用したプロジェクトが立ち上がっているようです。
「喜如嘉翔学校」と銘打ち、施設を活用したテナント業、宿泊業、辺土名高校の活動拠点づくりなどを提案
Twitter(@ayamagami1)やInstagram(@kijoka_sho)でも活動の内容が見れるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
沖縄といえば「海」というイメージが強いかもしれませんが、実は野鳥観察や山の自然に恵まれた一面もあります。
もし、4月に沖縄に行く機会があれば「喜如嘉のターブク(田んぼ)」に足を運んでオクラレルカ畑を見てみてくださいね。今まで知れなかった、沖縄の一面を見ることが出来ると思います。
もしくはどの季節に行っても、ターブクにあつまる珍しい鳥や虫を観察できると思いますよ。沖縄は雪が降らないので、ターブクの休眠期が殆ど無いと思います。
ではまた、次回😃
★喜如嘉ターブク(オクラレルカ畑)
〒905-1303 沖縄県国頭郡大宜味村喜如嘉1595