オープンモスクデーとは?東京ジャーミイでモスク見学&イスラム文化を体験してきた!

おでかけスポット

こんにちは。沖縄出身・川崎市在住のSannie(@sannie_jp )です。

小田急線・代々木上原から徒歩5分「東京ジャーミイ」へ行ってきました。

東京ジャーミイは、東洋一とも称されるオスマン様式の壮麗なモスク。トルコ文化を紹介する文化センターも併設されており、誰でも無料で見学できます。

今回は、一般公開イベント「オープンモスクデー」に参加してきたので、その体験をレポートしたいと思います。

東京ジャーミイのオープンモスクデー

なお、写真撮影は「携帯電話のカメラのみ可」となっているのでご注意ください。

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オープンモスクデーとは?東京ジャーミイで異文化体験

「オープンモスクデー」は、イスラム教徒以外の人々にもモスクを開放し、見学や交流、イスラム教について学ぶ機会を提供してくれるイベントです。

東京ジャーミイの図書コーナー

無料でハラールフード(イスラム教の教義に則った料理)が振る舞われることも多く、食文化を通じて理解を深めることができます。

なぜ参加しようと思ったのか|イスラム文化を学ぶきっかけ

近々予定しているトルコ旅行の“予習”として、イスラム文化に触れておきたかったのがきっかけです。

私は海外に行く前に、その国の歴史や文化をできる範囲で学んでおくことを習慣にしています。

東京ジャーミイの入口

また、東京ジャーミイの建築美にも以前から興味があり、今回ようやく訪れることができました。

オープンモスクデーの参加方法

開催情報は、InstagramX(Twitter)で見つけました。興味のある方は、東京ジャーミイのアカウントをフォローしておくのがおすすめです。

東京ジャーミイのイベントホールのシャンデリア

東京ジャーミイ・ディヤーナト トルコ文化センターの公式サイトの告知ページから、Googleフォームで必要事項を送信する流れでしたが、私の場合はなぜか上手く行かず…。

代表メールアドレスに直接連絡して、無事に参加できました。

イスラムの世界観が散りばめられているホール

イベントは、舞台付きのホールに案内され、10人ほどが座れる丸テーブルに自由に着席する形式でした。

テーブルはいくつか設置されており、早めに到着すれば、見やすい席を確保できると思います。

東京ジャーミイのイベントホール

ホール内には、トルコと日本の国旗が掲げられ、中央にはシンプルながらも存在感のある美しいシャンデリアが輝いていました。

東京ジャーミイのイベントホールにあるスピーカー

スピーカーからは、アザーン(礼拝の呼びかけ)が厳かに響き渡ります。

また、スピーカーの下には美しいアラビア書道(カリグラフィー)が施されており、「なんと書いてあるのだろう?」と想像を掻き立てられました。

日本人ムスリムの講演から学ぶイスラム教

この日は、日本人ムスリムで千葉イスラーム文化センター理事長の杉本恭一郎さんによる講演が行われました。

東京ジャーミイのオープンモスクデーの講演会

杉本さんは『クルアーン:やさしい和訳』の翻訳者であり、メッカ巡礼を終えた方でもあるとのこと。

日本人のイスラム教徒という存在そのものに驚きましたが、そうした方から直接お話を伺えたことは、とても興味深く貴重な体験でした。

モスク内見学で礼拝体験|荘厳な空間に心が洗われる

講演の後は、実際にモスク内での礼拝を見学しました。

小学生くらいの子どもも大人と同じように礼拝に参加しており、その姿にも心打たれました。

東京ジャーミイの天井

イスラムのモスクに入るのは初めてでしたが、内部は本当に美しく、ますますトルコへの期待が高まりました。

東京ジャーミイは、オープンモスクデーでなくとも、いつでも見学ができる開かれたモスクです。機会があれば、ぜひ足を運んでみてください。

無料で楽しめるハラールフードのランチ体験

モスクと礼拝の後には、少し遅めのランチタイム。なんと、ハラールフードが無料で振る舞われました。

テーブルごとに、日本語が堪能なイスラム教徒のボランティアの方が同席してくれて、気軽に質問もできます。

私のテーブルは積極的な方が多かったので、様々な質問が上がっていました。

ケータリング形式で提供

料理はプラスチックのプレートに盛り付けられるスタイル。まるで給食のようで、ちょっとワクワクしてしまいました。

2枚目の写真の右下にある赤いもの。

思わず「紅生姜みたいですね!!」と口にしたら、「紅生姜です」と返されました(笑)。

エジプト料理を中心とした本格メニュー

この日のメニューはエジプト料理。

見た目は“茶色系”ですが(笑)、実は多彩な食材が使われています。ビリヤニ風の米料理もあり、見た目以上にボリューム満点。

東京ジャーミイのオープンモスクデーの振る舞われたハラールフード

ココナッツ風味のスイーツもあり、食後の口直しにぴったりでした。

エジプト料理だったと知ったのは、食べ終わったあと。確かに、以前に食べたエジプト料理と食感や味がよく似ていました。

スパイスの風味も、インドやタイなど、これまで訪れた国の料理とはまた異なる美味しさがあり、とても印象的でした。

正直、ハラールフードにはそこまで種類がないと思い込んでいましたが、意外とバリエーション豊かなんですね。またどこかで、ぜひチャレンジしてみたいです。

トルココーヒー&ロクム販売もあり

有料ではありますが、トルコ名物のトルココーヒーとロクムも販売されていました。

今回は別の場所でいただいた後だったのでスルーしましたが、行く機会がある方は、ぜひトライしてみてください。

まとめ|異文化を知り、知見を深める学びの場

宗教施設のイベントと聞くと、「なんだか怪しい?」「怖いのでは?」と身構える人もいるかもしれません。

イスラム教という言葉に、何となく「怖い」「よくわからない」といった印象を持っている日本人も、実際には多いのではないでしょうか。(私もその一人でした)

今回のオープンモスクデーは、そうした偏見や誤解を解き、イスラム教徒と非イスラム教徒の相互理解を深めることを目的としたイベントです。

実質的に単一民族国家である日本では、異文化に触れる機会はあっても(クリスマスやハロウィンなど)、宗教について深く知る場はあまり多くありません。そういう意味でも、今回の参加は非常に貴重な学びの機会となりました。

イスラム教徒の方々も、日本人に伝えたい思いがたくさんあるようで、お話にもとても熱がこもっていました。

なお、イベントでは改宗を勧められるようなことは一切なく、安心して学びの場として参加できます。もちろん、もし興味を持ち、信仰に向き合いたいと思えば、それもまた自由です。

世界には、さまざまな価値観や文化、宗教、慣習があり、自分の物差しだけでは測れないことがたくさんある。

そんな気づきを得られた、貴重な1日でした。

モスク見学時の服装マナー・注意点

半袖(Tシャツ・ブラウス)程度であればOK。

見学者の中にも半袖の方は多く、過度に心配しなくても大丈夫です。

靴は脱いで入るため、脱ぎ履きしやすい靴がおすすめです。

私はスポーツサンダルだったので、脱ぎ履きが大変でした。

女性はストールやスカーフを持参すると安心

現地でも貸し出し用がありますが、事前に髪を覆っておくとスムーズです。

男女ともに過度な露出はNG。

ノースリーブ、短パン、体のラインが強調される服装は避けましょう。

「東京ジャーミイ」基本情報

東京ジャーミイ・トルコ文化センター
住所:〒151-0065 東京都渋谷区大山町1-19
アクセス:小田急線・東京メトロ千代田線「代々木上原駅」より徒歩約5分
開館時間:10:00〜18:00(年中無休)
入場料:無料
見学:事前予約不要(団体は要事前連絡)

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