本日は、沖縄では昔からよく見かけるお菓子「ターノック チョコレート ワイファークリーム」についてご紹介します。
これ、ご存じの方はいらっしゃいますか?私は帰省中に久しぶりに見かけて、思わず手に取ってしまいました。
沖縄では昔から親しまれているお菓子で、子どもの頃にこれをもらうと嬉しかった記憶があります。ただ、関東ではあまり見かけない気がします。
イギリス生まれの、懐かしい味
私の目には、どこか沖縄っぽい懐かしさを感じますが、このお菓子、パッケージに描かれたユニオンジャック(イギリス国旗)の通り、れっきとしたイギリス産の輸入菓子なんです。(子どもの頃は、そんなこと全然気づいていませんでした!)

沖縄県民あるあるですが、地元で親しまれすぎて「沖縄のもの」だと錯覚しているモノって、けっこうありますよね。
また別の機会に、そんな“勘違い沖縄ローカル”なモノもご紹介したいと思います(笑)。
外はチョコ、中はウエハース
見た目は、全体がチョコレートでコーティングされていて、中身はチョコ味のウエハース。

サクサクとした食感で、ちょっと口の中の水分を持っていかれる感じが、ある意味このお菓子の魅力かもしれません(笑)

表面に少しひび割れがあるのもご愛敬。味にはまったく問題ありません!
輸入会社は沖縄県内の会社
カロリーは意外と控えめで、1本あたり123kcal。たまのおやつには、ちょうど良いくらいかもしれません。
…っと、ここでふと目に留まったのが、「レンホウジャパン株式会社」という名前。どうやら、沖縄県嘉手納町にある輸入会社のようです。

気になって調べてみたところ、以下は公式サイトからの引用です。
1950年代の創業以来、世界各国の様々なお菓子、日用品及び食品を取り扱っており、現在に至るまで約70年の間に渡り多くのお客様にご愛顧いただいております。
沖縄の本土復帰以前より食品・菓子をはじめ、三味線の原料であるニシキヘビの皮、ヨーロッパより強化ガラスコップ、桶、歯ブラシ、靴墨、万年筆や時計など様々な商品を輸入し、ブルドーザーなど工事関係の車両も輸出しておりました。
また、業務用ポークランチョンミートやステーキに欠かせないステーキソースの取り扱いをしたことにより、沖縄県民の食文化へも貢献いたしました。
世界各国より、チョコレート、ビスケット、クッキー、キャンディー等のお菓子類、日用品や食品等、幅広い商品を取り扱っております。
なかなか歴史のある会社で、沖縄の生活・食文化にも大きく関わってきた存在なのかもしれません。
そして、平成感あふれるレトロなホームページも、なんだか時代の流れを感じさせてくれます。よかったら、ぜひ覗いてみてくださいね。
沖縄土産に迷ったら…
「沖縄には何度も来ていて、もうお土産が思いつかない!」そんな方には、地元で親しまれている輸入菓子選んでみるのも一つのアイデアです。
私の地元は米軍基地のない地域でしたが、隣町のスーパーに行くと、外国産のお菓子やレトルト食品が棚の一角を占めていました。
今でも、その風景はあまり変わっていないかもしれません。
まとめ:沖縄県民の定番おやつ、懐かしの味
子供の頃は、オジィが米軍から仕入れてきた、ちょっと怪しげな缶詰やレトルト食品の謎の味が何とも魅力的に感じたものです。(今思えば、別に美味しくも何ともなかったと思うけど……笑)
母はあまり良い顔をせず、食べさせてくれませんでしたが(笑)、それも含めて、私にとっては沖縄の思い出のひとつ。
「ターノック チョコレート ワイファークリーム」は、子どもの頃のワクワクした気持ちを思い出させてくれるような、優しい味わいがあります。
地元の人にとっては当たり前でも、外から来た人には新鮮に映る——そんな“沖縄あるある”なお菓子は、旅のお土産にもぴったりです。
観光で沖縄を訪れる方は、ぜひスーパーや地元の売店も覗いてみてください。意外な“沖縄らしさ”との出会いが、きっとあるはずです。