こんにちは。川崎市・多摩区在住のサンニ(@san2n_days)です。本日は「航空性副鼻腔炎(飛行機頭痛)」について、私の体験をシェアしたいと思います。
皆さんは、飛行に乗るのは好きですか?私は、あまり得意ではありません。出来るなら、乗りたくないって毎回思っています^^;
「飛行機に乗るたびに顔(鼻の横)や、頭が痛くなる!」という方は、航空性副鼻腔炎(飛行機頭痛)かもしれませんよ。
体感でのお話ですが私は三半規管が弱いらしく、日常生活でもエレベーターや車で坂道を下る時に耳に圧を感じたり、ダイビングをしようにも耳抜きが出来なくて断念した過去もあります。
前々から、飛行機が降下するタイミングになると具合が悪くなり、空港に着陸する頃にはグッタリ・・・という事も多々ありました。もしかすると、同じような方もいらっしゃるかもしれませんね。
コロナ禍の為、しばらく飛行機には乗っていなかったのですが、今年に入ってから諸事情により4回(2往復)飛行機に乗る機会がありました。
その際に体験した、所謂「航空性副鼻腔炎(飛行機頭痛)」が、まぁ辛いのなんの。痛みで気が触れてしまいそうになる、人生最大のピンチという感じでした。
まず航空性副鼻腔炎(飛行機頭痛)とは何ぞや?って感じですが、私の場合は、
- 鼻の横(顔の右半分)から痛みが始まる
- 口角の辺りまでジワジワと痛みが広がる
- 鼻の横から右の口角辺りにかけて、歯医者の麻酔をした後のような感覚になる
- 最終的には、締め付けるような痛みが頭まで広がり涙が止まらなくなる
最終段階になるとあまりの痛さに、じっとして居られませんでした。それでも飛行機という特殊な環境のため横になることも出来ず耐えるのみ・・・自分の体に何が起こっているのか考える事さえ、ままならない状態でした。
少し前に、知人が軽度の脳梗塞で倒れてしまった際にも、顔の半分に異変があったと言っていたので、30代の若さで脳梗塞か・・・っとぼんやりと思ったことは覚えています。
JALのCAさん達には大変お世話になりました。心配して何度も様子を見に来ていただいて、心強かったです。
その後、色々と調べた結果、原因は「副鼻腔炎」なのではないかという事実に突き当たりました。結果、その考えは正しく、現在は副鼻腔炎の治療を行っています。
メカニズムとしては、簡単にいうと下記の内容のようです。
航空機の搭乗中気圧の急激な変化に対応できず、副鼻腔内と外気圧の間に圧格差が生じることにより、鼻や副鼻腔(顔面)の炎症と痛みを生じる疾患を航空性副鼻腔炎といいます。高層ビルのエレベーター降下時や天候の変動(天候の悪化)により同様の病状になることもあります。
引用元:https://matsuwaki.com/examination/case07.html
上記の図を見ると、鼻の横から痛くなった理由が分かります。明確に「ここから痛みが始まった」という場所が分かるくらい、急激にハッキリとした痛みが広がっていくのです。
実は過去に、副鼻腔炎の診断をされたことが有るのですが何となく面倒で・・・そのままフェードアウトしてしまった記憶があります。あまり、自覚症状も無かったんですね。というか、副鼻腔炎の症状が何だか考えたこともないです。20代の頃は自分の健康に無頓着でした。
今回の診断結果を踏まえての耳鼻科の先生の見解としては、
- 何も対処しなければ、どんどん悪化する。
- 治療をして少し良くなっても、完治する前に飛行機に乗ることで、また悪化する。
- その繰り返しだから、治るまでは乗らない方が良い
上記のように、指摘されました。放っておけば、自然に治るものではないそうです。何となく、勝手にいつか治るんじゃないかと思っていました。
しかしながら既に年末にも飛行機に乗る予定があり、そこは点鼻薬を上手く使うようにと対策方法を教えてくださいました。
4月以降は飛行機に乗る頻度を2~3ヶ月に1回のペースで頻度を上げようと思っていたのですが、一旦、諦めたいと思います。今の段階で治しておけば、後がラクと割り切って治療に専念します。
病院で処方された薬もズラリ。まずは、4種類のお薬を内服しての治療となります。点鼻薬も2種類ありますね。
- クラリス
- カルボシステイン
- デザレックス
- モンデルカスト
- ナゾネックス点鼻液
- コールタイジン点鼻液
これから12週間、この薬を飲み続けます。6周目で一度、経過観察ということで病院の予約を既に取ってあります。ちょうど、年末に飛行機に乗った翌日です。
ちなみに、症状が起きたのは1回目の復路、2回目は往復でこの症状が出ました。
2回目の時は、往路に関しては「さすがに、今回は出ないでしょ~!前回は疲れてたし、体調が悪かっただけだよね。」っと高を括っていたのですが、見事に撃沈。しかも前回よりも辛い。あまりの辛さに、CAさんに頭痛薬を貰うも効かず・・・。
ひたすら痛みと涙に2時間ほど耐え、陸地が見えた辺りでやっと痛みから開放されました。
復路は過去2回の恐怖があった為、準備も万全!!の、つもりでしたが「バファリンプレミアム」は全く効きませんでした。
副鼻腔から発生する痛みは、本当に鎮痛剤は全く効きません。
私と同じような症状のある方は、一度、耳鼻科を受診されてみてください。根本的なところから解決しないといけないので、我慢しても何の意味もないようです。お薬を毎回飲むのが苦手なので、がんばって飲み忘れないようにしたいと思います。
薬を飲んで改善されないようであれば「手術も視野に入れた方が良い」と、先生からは言われています。この先どうなるか分かりませんが、改善されるように祈るしか無いですね。
上記の薬を飲んで、年末の飛行機の搭乗時はどのような状態になったか、体験をシェアしたいと思います。
ではまた、次回!